RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

あら焼鶏白湯 カシムラ@汐留 2014年11月28日(金)

第一京浜】から【汐留】方面に【東新橋】の歩道橋脇に在る路地を入る。
20mほど歩いた右手。

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入った途端に、魚の匂いを強く感じる。
お寿司屋さんよりも強烈かも。


店内は厨房に向いた五席と、壁に向いた二席のカウンター。
四人掛けのテーブルが一卓。
13:15の入店で先客は三、
その後食べ終わって出るまでの来客は四。

券売機は入り口左手。


食したのは、
乱切り手もみつけめん。
値段は780円。

ランチタイムは、半ライスか麺大盛がサービスと書かれているので、
聞かれもせぬうちから「麺大盛りで」とプラカードを渡す時にお願いしてしまう。
量の不安はちとあるんだけどね。


待っている間に店名にもなっている
「本日のあら」が書かれた黒板を見る。
鮃・鯵・鯖・鯛・鰯・鮪・金目鯛の七種類と
鰤カマ・鮪カマ。

青味・赤身・白身と、更には
魚の大きさも様々でバランスが良い。


五分ほどで麺とつけ汁が供される。

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麺は中縮れ。
見るからに太さが不揃いだ。
やや厚みのある平たいタイプで、
大好きだな、こ~ゆ~のは。

ぐっと嚙み締めると、ぎゅっと押し返す弾性と、
ムラのある歯応えも却って好ましい。

つけ汁の持ち上げも十分だし、
啜り易いしで、美味しい美味しい。

量は茹で前で300gくらいだろうか。


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つけ汁は魚介。
不思議なコトに店内であれだけ強くしている魚臭さが
つけ汁からは微塵も感じられない。

焼き魚にした時の様な良い香り。
そしてアラを砕いたものや軟骨の粒子が
いっぱい入っているのに、口当たりのざらつきは過少。
ただ、その分、粘度はさほど高くはないけど、
麺を考えたらこれで十分かも。

それしても、このつけ汁も良く出来ている。
魚の旨味が横溢し、それでいて口の中ではさっと引き
食後も胃に溜らない。

中には玉葱のざく切りも投入され、
麺の上にもトッピングされている分葱、
白髪葱・糸唐辛子もピッタリな薬味だ。


具材は、チャーシュー、筍、玉子。


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チャーシューは低温調理を思わせる
鶏肉の削ぎ切りが二枚。

小さな短冊大でややの厚み。
独特の食感。


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筍は薄切りが素揚げになっており、
これは珍しい。

穂先はカリカリと良い食感だが、
根本はやや硬いかも。


玉子が半分付いているのも素晴しい。
ちょっと小玉で、硬めの茹で加減だけど
うっすらと味も染み、黄身も濃厚。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。

この値段でこれだけの内容の一品が出せるなんて
有り難い限り。
「ごちそうさま」の発声にも
チカラがこもっちゃう。