二ヶ月前に『Zoot』の跡地にオープンの新店。
同地に在る『やま福』の二号店とのこと。
『奏@蓮沼』の往復の際に看板が変わっていたので認識はしていたものの、
当初メニューは熱い汁モノだけだったので
気温が下がるか、冷たい麺が供されるまで待っていた。
今日はまさに両方の選択が可能な
絶好の日より。
11:27の店頭着で既に四人の待ち。その後
食べ終わって出るまでの来客は四。
店内は厨房と壁に向いた七席と五席のカウンター。
11:30に(見覚えのある)ドアは開けられたものの
前の客が食券の購入に時間が掛かり
着席したのは11:33のコト。
券売機は入り口左手。
その脇には給水機があり、
セルフサービス。
食したのは、
白湯つけ麺。
値段は1,150円。
カウンターには
「つけ麺は茹で時間が掛かる」
胸の貼り紙あり。
そこから10分の待ちで
麺とつけ汁が同時に供される。
具材の盛り込みはなかなかに豪華。
元々店内には魚介の香りが満ちているのに、
つけ汁からは更に強く鯛の香りが立ち上がる。
麺は中、やや細、薄めの平、ストレート。
つるつるしこしこ、心地好い噛み心地と喉越し。
量は200gほど。
「菅野製麺」の謹製のよう。
チャーシューは鶏と豚の二種で何れも低温調理。
鶏はしっとりした
花札大の削ぎ切りが二枚。
豚は大人の掌大のロースで
5㎜近い厚み。
ハーブの香りがし、すっと歯が通る。
メンマは穂先で色白。
随分と長めで15㎝ほどもあるのでは。
軟らかな歯触り。
ささがきの白葱と小口の青葱が各一つまみ。
鯛の解し身もたっぷりで、
芳ばしい香り。
そのまま食べても美味しいし、
つけ汁に入れれば当然味の強化に。
海苔二枚はトランプ大。
黒々とし、厚みもあり、香りも良い。
つけ汁の表面にも小口の青葱が浮かぶ。
透明の油に油膜も。
鯛の味は濃厚、
加えて鶏と思われる旨味。
塩味はやや強めも、
この麺には具合の良い塩梅。
この手の味は久々のこともあり
完飲してしまう。
薬味として刻んだ柚子と練り梅が別添。
前者はそのままつけ汁に投入、
後者は麺に塗っての味変。
評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。
千円を超える値付けも、
それなりの価値が感じられる一杯。
次は汁モノを食べたいものだが・・・・。