RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

天下一 虎ノ門店@神谷町 2014年6月23日(月)

【4a】出口から【桜田通り】を【虎の門】方面に。

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昼時になると店先では弁当も売られ
赤っぽい看板共々、街の中華屋さんの趣き。

店内は間口の狭さに比してかなりの奥行。
テーブルも四人掛けが八卓、
二人掛けが三卓、
六人掛けが一卓(が、これは、店先で売られている弁当を買って
中で食べる人用)と、
相応の収容人数。

11:45の入店時に先客はゼロ。
ただ、12時が近づくに連れ、次々の来客で、十人ほどが一気に押し寄せる。
客層は、どう見ても近隣のサラリーマンか。

券売機は入り口右手。
麺類のボタンが上部にあるが、
多くの人は定食類を食べている様子。


食したのは、
天下一つけめん(中)。
値段は820円で、(並)と同料金。
ちなみに(大)は950円。

トッピング類のボタンが無いのも、
ラーメン専門店ではないから、なのだろう。
一方、
「(つけめんの)スープ割りは可能なので、お申し付け下さい」との
貼り紙はある。


やがて運ばれて来た麺を見て驚いた、

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うげ、赤い! 写真では、やや黄ばんで写っているものの、
実物はかなり赤い。

季節の蕎麦や変わり蕎麦ではままあるけれど、
この太さでこの色は、ある種、異様だ。

麺は中太ストレート、僅かに捻じれ。
試しに一本を(恐る恐る)啜って見ると、かなり硬めの茹で加減。

角張ってはいるものの、表面は滑らかそうに見えるが
どうしてどうして、相当の剛麺だ。
一歩間違えたら、ただの生茹でだろう。

加えて、舌の上では、仄かな辛味しか感じなかったのに、やがて
胃の中が熱くなり、徐々に発汗さえして来る。
結構な量のカプサイシンが投入されている模様。
赤い粒子は見えないので、違うカタチで練り込まれているのだろう。

量は300gに僅かに足りない程度で、
まずまずお腹が膨れる。


で、つけ汁はと言うと、

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えっ!! 肉が溢れている。
肉の上には魚粉と七味。

そ~言えば、店内のメニュー表には
《肉つけめん》と書かれているな。

つけ汁は豚骨醤油、と思われるが
見事に味がしない。

色は立派に付いているのに、
掛けられている魚粉の味しかしない。

う~ん、これは困ったぞ。


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大量の豚のバラ肉以外の具材は、キャベツ。

しかも、芯もしっかり投入されている。

制作途中で、何か炒める音がしていたが、
肉・キャベツ炒めを作ってたのね。


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中途、添えられている薬味を、
葱はつけ汁に投入、檸檬は定法通り
麺に振り搾る。

ところが、この檸檬が見事に
麺にも、つけ汁にもミスマッチ。

ただでさえ薄い味なのに、
檸檬の酸味ばかりが立ってしまう。


評価は、☆5点満点で2.5(☆☆★)。

肉もたっぷり摂取できたし、お腹も膨れたが、
全体として見れば、それ以前の問題。

ただ、印象自体は強烈で、
一度食べたら、(違う意味で)忘れられない。