封切り五日目。
席数284と大き目の【CINE 5】の入りは満員
席数284と大き目の【CINE 5】の入りは満員
『ウォルター(ベン・スティラー)』は「ライフ」社で写真のネガ管理をしている
風采の上がらない中年男。
唯一の楽しみは「妄想」。処構わず、自分の世界に入り込んでしまい、
その間は、傍目にはぼ~っとしているようにしか見えない。
風采の上がらない中年男。
唯一の楽しみは「妄想」。処構わず、自分の世界に入り込んでしまい、
その間は、傍目にはぼ~っとしているようにしか見えない。
長い歴史を誇る同社ではあるが
世のデジタル化には抗えずに休刊することが発表される。同時に
コンサル会社からはリストラ対策の人員が派遣され、
多くの社員が解雇の憂き目にあう。
世のデジタル化には抗えずに休刊することが発表される。同時に
コンサル会社からはリストラ対策の人員が派遣され、
多くの社員が解雇の憂き目にあう。
連絡が取れない『ショーン』に「25番ネガ」の存在を確かめるため、
『ウォルター』は旅に出る。
『ウォルター』は旅に出る。
面白いのは彼の行く先々での出来事。
次第にそれが白日夢なのか事実なのかが
我々にも判然としなくなって来る。
次第にそれが白日夢なのか事実なのかが
我々にも判然としなくなって来る。
実際にはかなり荒唐無稽な状況なのに、
ひよっとしたらあるかも、と
思わせるところがミソなのだろう。
ひよっとしたらあるかも、と
思わせるところがミソなのだろう。
評価は☆五点満点で☆☆☆☆★。
それにしても、この前宣伝は頂けない、
苦慮の末だろうが、本作の実相を
まるで伝え切ってはいない。
苦慮の末だろうが、本作の実相を
まるで伝え切ってはいない。
それでも、この入りなのは鑑賞者側の評価が高いためか。
ラストのシークエンスは実直にモノづくりをしている
職人気質の人間ナシには世界は回っておらず、
そんな彼らへのエールにも捉えられる。
職人気質の人間ナシには世界は回っておらず、
そんな彼らへのエールにも捉えられる。