RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

ビストロ マケロニ@大井町:ビストロ

【ゼームス坂】を10mほど下った右手。

当日は事前に予約をし、18:30の訪問。

間口は狭いが奥行はかなりあり、
厨房に向いた十席程度のカウンター、更には
壁に向いた二席のカウンター、
四人掛けのテーブルが二卓に二人掛けが一卓。

我々がイの一番だったが、その後
予約客・フリの客と次々の来店。
20時頃には満席に。
すげ~繁盛だ。

印刷されたメニューと共に、黒板にもおすすめが書かれている。
先ずはビールで喉を湿らせ、両方の一品を見比べながら
次々とオーダーを決めて行く。




イメージ 1

《新鮮魚介の3種カルパッチョ 1,200円》

黒板に複数の魚が書かれ、その中から三種を選択するシステム。
本日は、鯛・鮃・帆立をチョイス。
夫々の魚に掛かっているソースが異なり
なかなかオモシロい。
切り身も大きくおトク感はある。
新鮮な一匹をそのまま調理している様で、
旨味には欠けるが、歯応えは上々。


イメージ 2

《スパニッシュオムレツ 500円》

これまた予想を裏切るビジュアル。
確かに中央に鎮座しているのは《スパニッシュオムレツ》だが、
トマトソースとチーズが掛かり、更に焼き色が付いている。


イメージ 3

グリエールチーズのコロッケ 800円》

芯にはトマト。それをチーズで包み衣を付け
からっと揚げている。
ソースもチーズ系のもの。
丸ごと口に放り込むと、熱々。
ほふほふしながら頂くが、火の通ったトマトって
やはり美味しいし、チーズとベストマッチだな。


イメージ 4

《牡蠣のワイン蒸し》

黒板のおススメにあったブランド牡蠣。
複数の調理法が提示されていたが、
暖かい一品を選択。
牡蠣は大振りでぷりっぷり。
旨味も、火の通り方も申し分無し。
しかも、スープがたっぷりとこぼれているので、
パンを追加し、全て丁寧に掬い取る。


イメージ 5

《パン》

これも複数提示された中から、麦の香りが強いモノを選択。
ほう、これだけ食べても十分に美味しい。

聞けば、この店意外に近隣でスポーツバーとパン屋も展開しており、
そこからの持ち込みだと言う。
所謂、「自家製」なのだね。


イメージ 6

《フォアグラのムース 680円》

う~ん。またまた想定を大きく外す外観。
しかし、味は上々。
添えられたレッドペッパーの刺激も程好い。
此処にあるパンだけでは当然足りないので
更にバゲットを追加する。


イメージ 7


料理名は失念。

白身魚を千切りのじゃが芋で包み
さくりと火を通している。
表面はカリカリだが、中の方の芋はしっとり。
芯の魚はほっこりで、どうしてどうして
かなり興の乗る一品。

トマトベースのソースもいい塩梅


イメージ 8

《ステーキ》

これも黒板にあった一品。
ランクはA5和牛の表示。
芯にはきっちり赤い部分も残り
焼き加減は上々。

ソースは肉汁に甘みのある酒が添加され、
美味い美味い。

野菜もたっぷり添えられている。

しかし、肉がやや上等に過ぎ、
脂の旨味を感じてしまう。
個人的には、もっと安い、赤身が多い方が好み。


イメージ 9

浅蜊青海苔のパスタ》

パスタの茹で加減はやや軟らかめ。
具材はどっさりと投入され、食べていて幸せになる。
ただ、海の香りが強いものが二種揃っているので、
少々塩分過多。
後で喉が渇いてしまった。


最初は《ビール 500円》で始め、
何か泡モノをとメニューを見ると
ヴーヴクリコ(NV)》が9,000円と安くはない値付け。
こ~言った時の常として
《カラフェワイン(白)500ml 1,500円》
《グラスワイン(白) 450円》等を呑み継ぐが
特にグラスワインはブーケの香りが横溢し、値段の割にはオトク感あり。
また、この店のスペシャルだろう《蔵出しグラススパークリングワイン 500円》
は、氷がたっぷりと投入されており、これは賛否両論かな。


〆て御代は14,800円と例によって通常平均の倍以上だが、
良く呑み食いしたものな。


評価は「ビストロ」基準の☆五点満点で
☆☆☆★。

「ビストロ」とは謳っているもののイタリアンの要素も多いし
何よりもオーソドックスなビストロ料理からは(意図的に)外している感。
創作フレンチに近いかな。
いや、美味しいんだけどね、基本的には。