席数107の【CINE 1】は満員の盛況。
成る程、ターゲットと合致した、
イマドキな「家族」を描いた
ハートウォーミングな一作だ。
イマドキな「家族」を描いた
ハートウォーミングな一作だ。
クレジット上は、疑似的な家族を演じる
『麻生久美子』と『大泉洋』が二枚看板となっているが、
本作の実態は、中学三年生の娘『ハツキ』の
成長譚であり、演じた『三吉彩花』の
等身大の演技が作中で一番のヒカリを放っている。
『麻生久美子』と『大泉洋』が二枚看板となっているが、
本作の実態は、中学三年生の娘『ハツキ』の
成長譚であり、演じた『三吉彩花』の
等身大の演技が作中で一番のヒカリを放っている。
しかし、母親が派遣で稼いで来るお金はそこそこで、
家計は必ずしも楽ではない。
家計は必ずしも楽ではない。
二人には『ヤグ』と言う
母親と同じバンドでボーカルをしていた同居人がおり、
夫婦ではないものの、『ハツキ』は父親にするように
懐いていた。
母親と同じバンドでボーカルをしていた同居人がおり、
夫婦ではないものの、『ハツキ』は父親にするように
懐いていた。
そんなある日、『ヤグ』がふらりと世界一周の旅に出てしまう。
消息は、珠に来る絵葉書だけで、
彼が居ない生活にも慣れた頃、
出て行った時と同じように、
突然帰国し、二人の前に姿を現す。
消息は、珠に来る絵葉書だけで、
彼が居ない生活にも慣れた頃、
出て行った時と同じように、
突然帰国し、二人の前に姿を現す。
以前と同じように、三人での同居生活が始まるのだが、
『ハツキ』は言いようの無いイライラ感を抱えていた。
『ハツキ』は言いようの無いイライラ感を抱えていた。
設定自体はかなり有り得ない。
それを力技でしっくりとしたストーリーに仕立て上げたのは、
原作は勿論、脚本の力量が大きい。
それを力技でしっくりとしたストーリーに仕立て上げたのは、
原作は勿論、脚本の力量が大きい。