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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

Kawaii 日本美術@山種美術館 2014年1月28日(火)

一般の入場料は1,200円だが招待券を頂いた。

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「―若冲・栖鳳・松園から熊谷守一まで」と副題が付いている。

当日は混雑を恐れ、開場と同時、イの一番に入館。
約一時間ほど滞在したが、場内は意外なほど空いている。

中年以上の女性客が多いのは何時ものことながら、
それにしても、だ。

会期は~3月2日(日)までで、
前期は~2月2日、後期は2月4日~だが、
目玉の『若冲』〔樹花鳥獣図屛風〕は後期のみの展示。

多分、多くの人はそれが目当てなのだろう。

会場入り口にも、「(当該作品は)後期のみの展示です」の案内が
ご丁寧に二か所も置いてある。
間違って来て、文句を言う人も多いのだろうな。


自分的には、数年前のGWの限定公開期間中に
静岡県立美術館』まで日帰りで行き、
飽きるほど眺めて来たから、そこまでの執着はないんだが、
幸いにも招待券は手元にもう一枚。
後期も間違いなく、時期を選んで行ってしまうだろう。


で、肝心の展示内容だが、総点数は八十強。
全部で三つの章に分かれ、
第1章 描かれた子ども ― 人物の中のKawaii
第2章 生きもの大集合 ― 動物の中のKawaii
第3章 小さい・ほのぼの・ユーモラス ― Kawaii ってなに?
各々キュレーターが定義した「可愛さ」を味わえる流れとなっている。

そもそも、可愛さの受容度は人さまざま。
でも、不思議なことに、当日の大部分の鑑賞者である女性達は
「ホントにカワイイわねぇ、カワイイわねぇ」等と話しながら
すいすいと観て廻っている。
そうなのか?主催者に良いように取り込まれてないか?

確かに、丸かったり、小さかったり、ふわふわしたりしていれば
さすがにカワイイとも思う。
でも、館内にはそうでない作品も多数。
他人が言うから、一概にそれを肯定する、
と言うコトではないだろ~に。


展示されているのは、同館お得意の、
明治~昭和期の作品が多数。
若冲』も三点含まれ、うち、一点は初見。

一作家あたりの点数は少ないので、
その分多くの名前を鑑賞できるのは得難い機会。