台風一過。
とは言うものの、風はまだ強く曇天。
品川駅前も日頃の賑わいにはちと遠い。
品川駅前も日頃の賑わいにはちと遠い。
そんな中でも、荒天の間隙を縫って、
娯楽を求め出張る人がそこそこいるのは
まずまず驚き(ま、自分も、その中の一人だけど・・・・)。
娯楽を求め出張る人がそこそこいるのは
まずまず驚き(ま、自分も、その中の一人だけど・・・・)。
上映館の【シアター7】の席数は96(プレミアム館)。
客の入りは五割程度と、少々寂しい。
しかし、封切り一ヶ月になろうとしているし、
加えて、この天候の下では上々の部類か。
加えて、この天候の下では上々の部類か。
客層は幅広いのだが、
男女、または女性連れが圧倒的に多く、
観終わって見れば、成る程と
深く頷ける。
男女、または女性連れが圧倒的に多く、
観終わって見れば、成る程と
深く頷ける。

その中でも「エンタープライズ号」がフィーチャーされた当該作は、
感情を極力排した副長の『Mr.スポック』に比して、
より責任の重い艦長の『カーク』はとっても女好き、
その色香に惑わされて、直ぐ全乗組員を窮地に追い込んでしまう。
しかし、その人間臭さに、
幼心にも随分とシンパシーを覚えた記憶がある。
感情を極力排した副長の『Mr.スポック』に比して、
より責任の重い艦長の『カーク』はとっても女好き、
その色香に惑わされて、直ぐ全乗組員を窮地に追い込んでしまう。
しかし、その人間臭さに、
幼心にも随分とシンパシーを覚えた記憶がある。
回帰と言うコトだろうか、原典の人物像を忠実に、
更には最近ハリウッドで流行の、
ヒーローの心の襞や懊悩をきっちり描く手法を踏襲し
それが故に、過去作品よりも
数段優れた出来。
更には最近ハリウッドで流行の、
ヒーローの心の襞や懊悩をきっちり描く手法を踏襲し
それが故に、過去作品よりも
数段優れた出来。
『カーク』と『スポック』の信頼構築の経緯、
または『Dr.マッコイ』との関係の強さの描写、
そして、他のクルーとの絆も、
各々のエピソードを通し丁寧に描かれる。
または『Dr.マッコイ』との関係の強さの描写、
そして、他のクルーとの絆も、
各々のエピソードを通し丁寧に描かれる。
SFXを駆使したシーンよりも、
寧ろ、人間達が生身で向き合うシークエンスにこそ、
本質が詰まっている。
寧ろ、人間達が生身で向き合うシークエンスにこそ、
本質が詰まっている。
終映後に、近くに座っていた女子高生の二人連れが、
「もう泣けて泣けて、涙が止まらなかった」と話していたように、
とっても心の琴線にふれる仕上がりとなっている。
「もう泣けて泣けて、涙が止まらなかった」と話していたように、
とっても心の琴線にふれる仕上がりとなっている。
評価は☆五点満点で☆☆☆☆★。
周囲の評判も良く、久し振りに鑑賞した今回は
オオアタリ。
オオアタリ。
観に来て良かったと、お金の対価が有ったと、
シミジミと感じられた一作。
シミジミと感じられた一作。