年齢を限っての展覧会は珍しくないけれど、
今回は「作家」+「マネージャー(ギャラリー)」の形式で、
計六組がフィチャーされている。
今回は「作家」+「マネージャー(ギャラリー)」の形式で、
計六組がフィチャーされている。
会期は~4月14日(日)まで。
あの広い会場全体を、僅か六組でシェアするとなると、
一組当たりのスペースはかなり広大。
そこをどう使いきるかが腕の見せ所、と
期待しての訪問だったが、
思いの外、全体的に平板な展示になっている。
一組当たりのスペースはかなり広大。
そこをどう使いきるかが腕の見せ所、と
期待しての訪問だったが、
思いの外、全体的に平板な展示になっている。
多くは「マネージャー」が常駐しているのは当然としても、
作家さんが滞在し、制作パフォーマンス中なのも散見され、
中でも『柵瀬茉莉子(プロデュース:森田彩子)』のそれは驚きの刺繍。
作家さんが滞在し、制作パフォーマンス中なのも散見され、
中でも『柵瀬茉莉子(プロデュース:森田彩子)』のそれは驚きの刺繍。
だって、素材が「木」なんだもの!
厚みのある木材の木目に添って、丁寧な刺繍が施されている。
一体、どうやって?!
それも、最厚の木片は3cm位はある。
驚異の力技か、驚愕の技巧か。
驚く来場者を後目に、
本人はちくちくと、布に針で糸を通す作業を
営々と続けていた。
本人はちくちくと、布に針で糸を通す作業を
営々と続けていた。
もう一組は『幸田千依(プロデュース:橋本 誠)』。
アクリルの淡い青を基調として
【柏】【別府】【寿町】の各地に滞在・制作された作品が
並べられ、これも本人が床に腰を下ろし、新作に向かい
脇目もふらずに筆を動かしている。
【柏】【別府】【寿町】の各地に滞在・制作された作品が
並べられ、これも本人が床に腰を下ろし、新作に向かい
脇目もふらずに筆を動かしている。
あと、上記の催しとは異なる
【Studio201】内での展示だが、
『LO Yi-Chun/羅懿君』の〔バナナ〕も吃驚な作品で、
ケーキを作った後に出るバナナの皮を貰い受け、
干して平らにし、繋ぎ合わせることで、
異国のバナナ市場の情景を再現している。
【Studio201】内での展示だが、
『LO Yi-Chun/羅懿君』の〔バナナ〕も吃驚な作品で、
ケーキを作った後に出るバナナの皮を貰い受け、
干して平らにし、繋ぎ合わせることで、
異国のバナナ市場の情景を再現している。
前面から見れば黒っぽい布状のもので
影絵の様に構成されているが、
裏に回ってみれば、成る程、
皮の繊維や筋が、そのまま残っている。
影絵の様に構成されているが、
裏に回ってみれば、成る程、
皮の繊維や筋が、そのまま残っている。
長い時間室内に居ると、次第に甘酸っぱい香りが
むんと押し寄せて来る。
むんと押し寄せて来る。
全体的に観客は過少で、
勿論、スペースも十分にあるので
ゆったりと鑑賞できる。
勿論、スペースも十分にあるので
ゆったりと鑑賞できる。
何時の間にか、案内版から
会場入り口までが、
こんな感じに装飾されていた。
会場入り口までが、
こんな感じに装飾されていた。
これって『鎌田友介』じゃね?