RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

麺壱 吉兆@大井町 2013年2月16日(土)

只でさえ繁盛店だったのに、TVで変な取り上げられ方をしたために、
更に混雑度合いが増してしまった。

店にとっては結構なことだが、
なんだかなぁ・・・・。

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場所は駅を背に【平和小路】のどん詰まり。

11:25の店頭着で先客は三。
程無く我々の後ろに、二人が付き、
その後来た一人は、人数を数えて
列を離れて行く。

店内は厨房に向いた七席のカウンターだけなので、
最早これで一杯。

当日は北風が吹き荒ぶ、かなり寒い状況だったので
他店を目指すのは賢い選択と思われる。

11:30に「営業中」に札が返され、
先頭の客から入店、
オーダーを順次確認される。


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カウンター正面に貼られているメニュー表を眺めつつ、
食したのは、ざる中華+大盛り。
値段は850+150で1,000円。

会計は食後に、カウンター越に。

三~四人を一ロットとして作成されるので、
自分達に配膳されたのは入店から15分後。


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麺は中平縮れ。
こんもりと盛られて、
手打ち然としている。
見た目は白く艶やか。
表面は滑らかで喉越しは良好。
噛み切る時に、くにゅっとした芯を感じ
噛み応えも官能的。
量は、少々不満だけど、この麺は大好きだな。

丁頭部に刻み海苔がぱらりと振られている。


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つけ汁は醤油。
淡い琥珀色。
随分と平たい器で供される。
酸味は強め。
醤油味も強め。
野菜類もこんもりと入り、
しかもほの暖かく、これはつけ汁に合う。
見た目よりも、強い汁なので、麺を少し漬すだけでも
十分に味を感じる。
量が少ない割には、最後まで持ってしまった。


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具材は、チャーシュー、メンマ、玉子、鳴門、小松菜。

チャーシューは子人の掌大、厚めが一枚。
量が少ないけど、このチャーシューは素晴らしい。
表面はクリスピーで、程好い甘辛さ。
肉らしい食感と味わい。
火の通り加減が絶妙だ。
多くの人が《焼豚麺》をオーダーする理由が判った気がした。

メンマは細め。
薄い色と味、
量も多い。
爽やかな食感。

玉子は半分。
赤み掛かった黄身がねっとりと濃厚。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。

兎に角、所作が丁寧。
ゆっくりとしているが、
手際が悪い訳ではない。

で、店内は音が殆どしない。
湯切りの時でさえ、あくまでも静謐。
器が触れる音、
麺を啜る音、スープを飲む音だけで満たされている。

《つけ麺》類の時は、
チャーシューをさっとスープに潜らせ
温めてから盛り付けるなど、
心使いも好感が持てる。


食べ終わって出た時には、
待ちの列は十人以上に伸びていた。