本日が初日。
「芭蕉布」と「沖縄の静けさ」に魅せられた
フランス系カナダ人『ピエール(ガブリエル・アルカン)』と
夫のDVに辟易して家を飛び出した『純子(工藤夕貴)』が
ふとしたことで知り合い、共に沖縄を廻るロードムービー。
フランス系カナダ人『ピエール(ガブリエル・アルカン)』と
夫のDVに辟易して家を飛び出した『純子(工藤夕貴)』が
ふとしたことで知り合い、共に沖縄を廻るロードムービー。
シュチエーションはシンプルだが、
滋味に満ちた穏やかな想いが、やがて
じわりと押し寄せて来る。
滋味に満ちた穏やかな想いが、やがて
じわりと押し寄せて来る。
ただ、
知り合った翌日に、六十を過ぎた年寄と、
四十近い主婦が、いきなりヤッてしまう。
しかも、その時の『工藤夕貴』の上げる声が
尋常ではない(それにも意味があるのだが・・・・)。
それから彼らは旅に出る。
文章にすると身も蓋も無い。
カタチを変えた〔男と女〕ですかい?
知り合った翌日に、六十を過ぎた年寄と、
四十近い主婦が、いきなりヤッてしまう。
しかも、その時の『工藤夕貴』の上げる声が
尋常ではない(それにも意味があるのだが・・・・)。
それから彼らは旅に出る。
文章にすると身も蓋も無い。
カタチを変えた〔男と女〕ですかい?
家庭生活に悩む『純子』は勿論だが、
大学教授を引退し、文筆生活をおくる『ピエール』にしても
生きることに葛藤を抱えていることが提示され、
しかし、二人が旅する過程で
それらの悩みが次第に浄化されていく。
大学教授を引退し、文筆生活をおくる『ピエール』にしても
生きることに葛藤を抱えていることが提示され、
しかし、二人が旅する過程で
それらの悩みが次第に浄化されていく。
一方、時として映像と言葉で挿入される
沖縄が抱えている現状についての疑義は
唐突感もあり深みが無い。
取って付けた様だ。
沖縄が抱えている現状についての疑義は
唐突感もあり深みが無い。
取って付けた様だ。
それが、旅をしている間の、
二人の心情のメタファーになっている。
二人の心情のメタファーになっている。
オマケに、化粧が
中国雑技団然していて、勘違い映画で描かれる、日本人のそれ。
とっても無国籍然としていて不満。
中国雑技団然していて、勘違い映画で描かれる、日本人のそれ。
とっても無国籍然としていて不満。
ただ、それがラストシーンでは
すっぴんに近くなり
憑き物が落ちた様。
意図した表現であれば
監督の手腕と言うべきだが。
すっぴんに近くなり
憑き物が落ちた様。
意図した表現であれば
監督の手腕と言うべきだが。
評価は☆五点満点で☆☆☆★。