RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

ザ・ラーメン スモールアックス@大井町 2013年1月19日(土)

う~寒い寒い。なんでこんなに寒いんだろう。
陽は当たっているのに、気温はさっぱり上がらない。

が、しかし、こ~ゆ~時は
熱い汁モノを食べる絶好の機会でもある。

で、もって、昨年できて評判の良い
標題店に向かう。

【東小路】に入り、この時点で『永楽』の前には
既に五~六人の塊。

が、目指すのは、その数軒先の赤い看板。

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11:25の店頭着で、先の並びは二。
おお、これなら、一回のロットが四~三と言われている
初回に入ると、独りごちる。

ピッタリ11:30に店先に赤い明かりが燈され
「営業中」の札に変わる。

先頭から順次、入り口左手にある券売機で食券を買い、
カウンター角にある給水機でコップに水を入れ、
奥の席から順次詰めて座る。

それにしても、噂に違わぬ狭さだ。
L字型七席の店内は、椅子を引くと
人が通れるスペースが、壁との間にほとんど無い。

「すいません、すいません」と言いながら、
椅子をずらしてもらうのは少々気が引けるが、
ま、此処は相身互いで。

加えて、入り口の戸は閉まっているにも拘わらず、
足元を冷たい風が吹き抜ける。
寒くてしょうが無いが、
熱いメニューを食べるには絶好の環境
とも言える。

いやぁ、それにしても、大した繁盛だ。
開店と同時に全ての席は埋まり、
アッと言う間に、外には行列。

食べ終わって出る時には、
店内に居るのと同じ人数が並んでいた。


食したのは、小ラーメン(250g)+煮たまご。
値段は650+100で750円。

コールは配膳される直前に聞かれる。
野菜・カラメ・ニンニク・アブラだが、
今回は野菜・アブラをお願いする。


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野菜がこんもりと盛り上がり
良い感じだ。

先ずは上から順に野菜を食し、
少し空いた時点で天地を返し、
麺・スープを順次味わう。


麺は太、少し平たい、やや捻じれ。
濃い麦色。
自家製麺とのことだが、
「オーション」の袋が店の奥に積まれている。
茹で加減はかなり柔らか目。
やわやわとしている。
しかし、芯の芯にはしっかりとコシ。
啜り具合は悪くないし、
スープの持ち上げ具合も良好。
量もそこそこあり、まずはお腹が膨れた。


スープは豚骨。
脂を纏った醤油色。
尖りは無く、僅かに苦味のある旨味と共に
絶妙の塩梅。
いや、これは旨いんですけど。


具は野菜とチャーシュー。

野菜はモヤシ主体。
スープに漬されると良好な味。

チャーシューは子供の掌大、厚めのものが四枚。
で、このチャーシューが素晴らしい。
肉らしい歯応え。適度な脂。
暫しスープを吸うと、元の味付けに
複雑さが加わり、しっとりと、妙なる味になる。


トッピングの玉子の表面には色付き、
しかし、黄身はとろりと流れ出す。
好みの茹で加減だ。


最後は丼を持ち上げ抱え込み、わしわしと、ほぼ完食する。
ああ、後で、喉が渇きそうだな。


評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。
ここ暫くで食べた『二郎』インスパイア系では
最上の一品。
『髭』@平和島に比肩すると
個人的には思う。