RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

フィナーレ選抜奨励展

イメージ 1


あらあら、このタイトルからすると
これが最後なのかい、
良くある企業の文化活動の縮小かと思っていたら、
2月23日(土)~は
”第1回「損保ジャパン美術賞」展 FACE2013”として
新規巻き直すのね。


で、本展、(多分「損保ジャパン」となって以降)十二年分の総括りとして
過去の「美術賞」受賞作家十二人をピックアップ、
各人が各々数点を提供、計76点が展示されている。

場内はパーテーションを駆使し、
個室が人数分設えられ
さながら、個展が複数人集まった趣き。


昔の人は、そうではないけれど、
直近の受賞者については、
添えられてる来歴等を見れば、
「ああ、この人ね」とか
「そう言えば、ここでも観たなぁ」と言った
記憶が蘇って来る。

それらは、作家個人の描写の変遷を
辿る旅にも、さも似ている。


例えば、海の中の静物を描いていた
『小野さおり』の作品には
何時の間にか人物が画き込まれる様になっている
(舞台が海中なのに変わりはないが・・・・)。

鈴木愛弓』の作品は
2007年の〔慰めのバナナ〕
2009年の〔ある日の風呂屋の朝〕〔ゆく道は金木犀の香り〕と
時系列的に観ていたことが自ずと想起される
(ちなみに当日は、ご本人が来場されていた)。


通常の入場料は500円だが、
ディスカウンターで招待券を
300円で入手できたのは幸いだった。

会期は~2月17日(日)まで。