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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

美術にぶるっ!@東京国立近代美術館 2012年11月17日(土)

「60周年記念特別展」「ベストセレクション 日本近代美術の100年」
なる、二つの冠が付いている。

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一般の入場料は1,300円
だが、
Webページの告知にも在る様に、
「誕生日は無料 !!!」なのだ。

当日は幸いにも荒天。
しめしめ、これなら空いているぞと、
いそいそと窓口に向かい免許証を提示
「宜しくお願いします」と言うと、
「お誕生日オメデトウございます」と。

入場券を渡され、もぎりのお姉さんに渡すと、
矢張り「お誕生日おめでとうございます」と
声を掛けられ、
オイオイ、全然知らない人から
誕生を寿ぐ科白を言われるのは、
何とも面映いですな。

で、エレベーターで四階に上がれば、
想定通り、館内はかなり空き空きな状態。

加えて、
展示品も、相当の間隔で
懸架・設置されているので、
かなり余裕をもって鑑賞できるのは有り難い。

上階が一番古く、階が下になるほど
新し目の作品になる構成は、
なるほど、近・現代の、日本の美術史が
ざっくりと俯瞰できる。

当館の常設展はそこそこ観ているので、
そこで鑑賞した作品も多いのだが、
今回はキャプションも記念展らしい特別仕様、
当該作を収蔵するに至った来歴にもふれている。

また、個人蔵の作品も多く、
標題を裏切らない充実ぶり。


例えば、『フジタ』であれば、王道の
〔自画像〕〔五人の裸婦〕が四階に、
これが、三階に下りれば、
アッツ島玉砕〕〔サイパン島同胞忠節を全うす〕
戦争画が掛けられ、
それらを意識して鑑賞する旨の注意書きが記され
我々は、否応無しに、
時代の背景を意識せずにはおられない。

岸田劉生』も〔麗子〕二作品に、
趣向は異なるものの〔道路と土手と塀〕が、
そして『劉生』が『麗子』に宛てた
葉書までもが四点も展示されている。
素晴らしい。


昨年末のこれもそうだったが、
当該館の企画展の感性は、
なんだか、もう、突き抜けてるな。

会期は~来年の1月14日(月)まで。