RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

渋谷ユートピア1900-1945@渋谷区立松濤美術館 2012年1月28日(土)

会期も残すところ後一日となった
この日に、ようやく訪問することができた。

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当該美術館は【Bunkamura】の更に先、
このまま行ったら『砦』に着いちゃいますぅ、となるほどに
だらだら坂を登りきる少し手前の角右側に在る。

一般の入場料は300円。

当日は、終了が間近い為か、
企画展であるにもかかわらず、
60歳以上は無料であるためか、
そこそこの人の入り。

サブタイトルには
「開館30周年記念特別展」とある。
嘗て渋谷(区)に在住していた
芸術家の業績を総覧できる催しとなっている。

会場内は12のパートに分けられ、
主となる人物、
纏わるエピソード(勿論、渋谷区での)、
居住地を現在の位置にプロットした地図、
が各々掲げられている。

一方、展示内容は、かなり混交
(良く言えば、広範な収集)。
正統な油絵があったかと思うと、
ポスターや本の表紙が並んでいる。

縁の品を集めた、と言えば聞えは良いが、
かなり雑多な印象を受けてしまう。


とはいうものの、
例えば『竹久夢二』が愛した三人の女性の写真があったり、
岸田劉生』と『椿貞雄』の作品が連続して並べられることで
一連の筆致と見紛う様に感じたりと
興味は尽きない。

まあ、払った金額なりの帳合い
といったところか。