RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

現代の座標@東京国立近代美術館 工芸館 2012年11月17日(土)

こちらも同様に、
誕生日は無料!!なのだ。
一般の入場料は500円。

「工芸をめぐる11の思考」なるサブタイトルが冠されている。

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で、矢張り窓口で免許証を提示し
「お願いします」と言うと
「お誕生日おめでとうございます」と返され、
「ありがとうございます」と反応するが
何ともくすぐったいなぁ。

当該館は更に空いており、
増々ゆったりと鑑賞できる
のだが、
いやいやどうして、
本館に負けず劣らず素晴らしい。


一番の目的は『小田橋昌代』のガラス素材の
人物像で、当然の様に幻想的な素晴らしさ。
ココロの奥底をひっそりと覗いている様な、
ちょっと後ろめたい感覚もあったりする。

『樂吉左衞門』の無骨な黒楽、
今にも蕩けてしまいそうな『八木明』の青白磁
『黒田泰蔵』の陶磁器は極薄で、
寄れば切れそうながら、柔らかな乳白色が好ましい。

『関島寿子』は楮や胡桃の天然素材の繊維を使った紐で
ざっくりと編み・組まれたオブジェは郷愁を誘う。

同じ銅を素材に使っていても
『畠山耕治』のそれは、腐食等で浮き出た文様が美しいし、
『武山直樹』の作品は原材を感じさせない
紙を思わせる軟らかなプリーツが施され、
思わず触れてみたくなるじゃぁないか!


併設の「人間国宝・巨匠コーナー」も
かなり良い感じだ。


会期は~12月2日(日)まで。