発表されているそのラインアップを見れば
好事家からすれば生唾モノだが、
唯一の心配は混雑具合。
好事家からすれば生唾モノだが、
唯一の心配は混雑具合。
気になりながらウオッチ続ければ、
相応の混雑は最初の内だけで、
現状ではかなりスムースに人は流れている様子。
相応の混雑は最初の内だけで、
現状ではかなりスムースに人は流れている様子。
「中央での写真撮影禁止」等のタテ看はなんのその、
みんなゆったりと歩を止めて
天井の写メを撮っている。
みんなゆったりと歩を止めて
天井の写メを撮っている。
ここいら辺は、TV報道の弊害だなぁ。
警備員さんも諦めて、声を掛けやしない。
警備員さんも諦めて、声を掛けやしない。
が、ここで俄かに、当該館の混雑状況が気になる。
ホントーに大丈夫なのか?
ホントーに大丈夫なのか?
館内に入れば、二台の券売機の前には
若干の行列。
慣れないせいか、戸惑っている人多し。
しかし、脇に控えているお姉さんが丁寧に教えてくれるのだが、
判っている人間にも同じように介添えするのは、
やや鬱陶しいかな。
若干の行列。
慣れないせいか、戸惑っている人多し。
しかし、脇に控えているお姉さんが丁寧に教えてくれるのだが、
判っている人間にも同じように介添えするのは、
やや鬱陶しいかな。
より近くで観ようと、控えている係員さんに、
「触らないので、もっと傍に寄って観ていいですか?」と聞くと、
「中央通路からは中に入らないで下さい」という
木で鼻を括った様な返事。え~っつ。
「触らないので、もっと傍に寄って観ていいですか?」と聞くと、
「中央通路からは中に入らないで下さい」という
木で鼻を括った様な返事。え~っつ。
加えて、エレベーターを降りた直ぐの空間に
戻って再見しようとすると、
「どちらに行かれるんですか」と制止されるし。
戻って再見しようとすると、
「どちらに行かれるんですか」と制止されるし。
おいおい、ここ自由行動が制限される場所かい。
『クワボリョウタ』の作品は、入り口の前で一旦待たされ、
その後十人強を一塊として、暗室の中へ通される。
その後十人強を一塊として、暗室の中へ通される。
しかし、ここでも、係員の解説が少々うざい。
しかも、一周が30秒弱の作品なのに、
完全入れ替え制なんですな。
これは如何か。
しかも、一周が30秒弱の作品なのに、
完全入れ替え制なんですな。
これは如何か。
順を追って、
『柴川敏之』の作品は全て錆で覆われ、
現代の文物が未来に発掘された趣向。
イマドキなアイテムが、上手くセレクションされている。
『柴川敏之』の作品は全て錆で覆われ、
現代の文物が未来に発掘された趣向。
イマドキなアイテムが、上手くセレクションされている。
『大洲大作』の作品は車窓から撮られたスナップが
様々な光源を背景に連なっている。
様々な光源を背景に連なっている。
『ヤマガミユキヒロ』のそれは、精細な鉛筆画の上に、
駅のコンコースや線路を行き交う電車が投影され、
幻想的な世界を醸し出す。
駅のコンコースや線路を行き交う電車が投影され、
幻想的な世界を醸し出す。
『廣村正彰』の作品は、会場の壁を興味深そうに見つめる
人達の映像が、タイムディレイの様に映し出される。
一見、現実の観覧者の過去の姿の様だが、これは多分、違うな。
人達の映像が、タイムディレイの様に映し出される。
一見、現実の観覧者の過去の姿の様だが、これは多分、違うな。
ことほど左様に、九人のアーティストの作品群は、判り易く
観ていて非常に楽しかった。
観ていて非常に楽しかった。
東京駅に関連するモチーフ縛りも、
それに功アリだと思う。
それに功アリだと思う。
しかし、殆どの人達は、自分の三倍程度のスピードで
すたすたと通り過ぎて行く。
すたすたと通り過ぎて行く。
係員も、じっくりと腰を落ち着けて鑑賞する自分を
怪訝そうに眺める。
怪訝そうに眺める。
ああ、ここは、ギャラリーではなく観光施設なんだと、
珍しい、話題のスポットだからと、見に来た人が殆どなのだと
思い至る。入場料も格安だしな。
珍しい、話題のスポットだからと、見に来た人が殆どなのだと
思い至る。入場料も格安だしな。
だって、一番人が滞留しているのが、
出口直前のお土産売り場なんだもん。
出口直前のお土産売り場なんだもん。
同施設は、これから、どう展開して行く積もりなんだろ。
後戻りしながら再見・再々見し難い造りも
辛いし。
辛いし。