震災から一週間、
都内の美術館や映画館も
ゆるりゆるりと営業を再開しだした。
都内の美術館や映画館も
ゆるりゆるりと営業を再開しだした。
で、無聊をかこっていた美術ファンが
大挙して会場に押しかけているかというと
そんなことは全然無くて、
閑散とは言わないまでも、
かなり余裕を持って観られる人の入り。
大挙して会場に押しかけているかというと
そんなことは全然無くて、
閑散とは言わないまでも、
かなり余裕を持って観られる人の入り。
ま、Web上にはUPされているものの、
誰もがNetユーザーではないからね。
誰もがNetユーザーではないからね。
計36名の出展ではあるものの、
大作が多いので、
観終わるのに、さほどの時間は掛からない。
大作が多いので、
観終わるのに、さほどの時間は掛からない。
先ずは、『パラモデル』。
ホントに平面なのか?との疑念満々で観たのだが、
おお、全くの平板な作品。
キャンバス上に「プラレール」が貼り付けてある、
なんてことは全然無い。
タイトルは、
〔Para-Existential Diagram/たゆたいダイアグラム〕。
ホントに平面なのか?との疑念満々で観たのだが、
おお、全くの平板な作品。
キャンバス上に「プラレール」が貼り付けてある、
なんてことは全然無い。
タイトルは、
〔Para-Existential Diagram/たゆたいダイアグラム〕。
『山本聖子』〔solid drawing of empty〕がふるっている。
チラシに掲載された不動産物件の間取りから
壁面だけを切り抜き、組み合わせ、
2×2.5mの大作に仕上げている。
なんという偏執狂的な労力!
チラシに掲載された不動産物件の間取りから
壁面だけを切り抜き、組み合わせ、
2×2.5mの大作に仕上げている。
なんという偏執狂的な労力!
で、今回のイチオシは『澤田明子』の〔ヒア〕。
麻紙に岩絵と素材はまるっきりの日本画。
広大な白い画面に淡い色合いで(しかも、それ程の色は使わずに)
人物が描かれている。
その静謐な構成に、眼が釘付けになる。
麻紙に岩絵と素材はまるっきりの日本画。
広大な白い画面に淡い色合いで(しかも、それ程の色は使わずに)
人物が描かれている。
その静謐な構成に、眼が釘付けになる。
それ以外にも、
『青山悟』の刺繍、
『阿部岳史』のウッドキューブ、
『石塚源太』の漆、と
平面表現のバリエーションは
全くもって多彩。
『青山悟』の刺繍、
『阿部岳史』のウッドキューブ、
『石塚源太』の漆、と
平面表現のバリエーションは
全くもって多彩。
今回も、十二分に楽しませてもらった。