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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

描き継ぐ日本美-円山派の伝統と発展@三の丸尚蔵館 2012年10月21日(日)

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会期は~11月11日(日)までなのだが、
前・後期に分かれ、以降は
後期展示となる。

休館日が多いので、訪問する時は注意が必要だし、
日や時間によっては、美術に興味の無い観光さんが殆どだったりするので、
ま、環境はさほど良くはない。

それでも、そうそうはお目に掛れない逸品が
十数点、無料で鑑賞できるのだから、
贅沢は言ってられない。


標題に在る、『応挙』の作品は二点のみ。
それでも〔馬之図〕を観れば、
その写生力の高さに驚嘆するだろう。

『狙仙』の猿が二幅も。
しかも10cmの至近で観られるのも
またと無い機会。
その微細な毛並を、たっぷりと堪能できる。

『栖鳳』の軸も一幅。
これも連なる作品なのだねぇ。


周囲の喧騒に耳さえ塞げば、
そこは妙なる美しい世界。

なべて眼福である。


鑑賞を終えて、詰所で入場札を返そうとすると、
先に並んでいる外国の観光客が
何やら交渉している。

どうやら、記念に持ち帰りたいので
貰って良いかと、言っている様で、
当然のことながら「No」の返答。

その後、何やらぶつくさ
ヒアリング能力が低いのでしかとは聞き取れなかったが、
「いいじゃん、これくらい」な感じだった)言ってたが、
いやいや、ここでそれはダメでしょう。

でも、スーベニアーに、なしがしらのエビデンスみたいなものが有っても
良いかも、と、思ったりもした。