席数190の【CHANTER-3】は九割方の入り。
世界的整形外科医の権威『ロベルト(アントニオ・バンデラス)』は
自分が開発した「究極の人工皮膚」を
自宅に幽閉している『ベラ(エレナ・アナヤ )』に移植し、
火事の火傷から救えなかった妻そっくりに形成を施す。
自分が開発した「究極の人工皮膚」を
自宅に幽閉している『ベラ(エレナ・アナヤ )』に移植し、
火事の火傷から救えなかった妻そっくりに形成を施す。
ある日、彼の邸宅にメイド頭の息子が訪ねて来る。
そのことをきっかけに、
『ロベルト』の過去、『ベラ』に整形を施した理由が明らかになっていく。
そのことをきっかけに、
『ロベルト』の過去、『ベラ』に整形を施した理由が明らかになっていく。
先の作品になぞらえるなら、
『ヒギンズ教授』=『レックス・ハリソン』→『ロベルト』
『イライザ』=『オードリー・ヘプバーン』→『ベラ』
の図式になる訳だが、身分や階級を越えての恋は
当時としては十分に刺激的だっただろうが、
現代版のそれは、見事に倒錯的。
ある意味「イマ」を外連味たっぷりに描いている。
『ヒギンズ教授』=『レックス・ハリソン』→『ロベルト』
『イライザ』=『オードリー・ヘプバーン』→『ベラ』
の図式になる訳だが、身分や階級を越えての恋は
当時としては十分に刺激的だっただろうが、
現代版のそれは、見事に倒錯的。
ある意味「イマ」を外連味たっぷりに描いている。
取って付けたようなラストは鼻に付く。
「人工皮膚」に拘る件も説明が不十分。
加えて、全編を観終わっての
後味の悪さは半端ではない。
「人工皮膚」に拘る件も説明が不十分。
加えて、全編を観終わっての
後味の悪さは半端ではない。
それでも、そのザラついた感覚が、
妙に心に残る。
妙に心に残る。
カルト的な、記憶に留まる一作になるかもしれない。