六人の作品が展示され、
中でも『熊谷勇樹』の〔贅沢〕と題された一連の写真が
かなり好みで、
奇しくも彼が今回のグランプリ受賞。
珍しく審査員と志向が一致した。
中でも『熊谷勇樹』の〔贅沢〕と題された一連の写真が
かなり好みで、
奇しくも彼が今回のグランプリ受賞。
珍しく審査員と志向が一致した。
そこに提示されているのは
何気ない日常の一コマではあるものの、
乳癌の結果として右側の乳房の無い中年の女性であったり、
ロングヘアの右半分だけを大きく切られた若い女性であったりと、
調律を乱すカットが挿入され、
それが不協和音を奏で、
我々は生活の底に潜む
普段は意識していない漠然とした不安に向き合うことになる。
何気ない日常の一コマではあるものの、
乳癌の結果として右側の乳房の無い中年の女性であったり、
ロングヘアの右半分だけを大きく切られた若い女性であったりと、
調律を乱すカットが挿入され、
それが不協和音を奏で、
我々は生活の底に潜む
普段は意識していない漠然とした不安に向き合うことになる。