RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

香りをイメージする香水瓶展@ポーラ ミュージアム アネックス 2011年7月16日(土)

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本日が初日の、この展覧会。
かと言って、むちゃくちゃな混雑でもない。

三々五々、人はやって来て、
各人の満足の言葉をはいて帰って行く。

展示されているのは、百点近い香水瓶。
中には、百年ほど前の香水が、
底に残っているものも。

女性にとっては、瓶よりも中身やブランド、
そしてメーカーかもしれない。

しかし、展示されている全ての小瓶は、
どれもが美しい意匠を纏っている。

展示はアイランド毎に
テーマが設定されている。
「身近な形」=ピアノ等の周辺雑器に似せた香水瓶、
幾何学」=幾何的な形を模した香水瓶、
といった具合。

全体的を通してみても『ラリック』が多いのだが、
「女性美の表現」と題されたパートでは、
庭園美術館】のそれを彷彿とさせる、
美神達が小瓶を彩っている。

『ガレ』も9点。
御馴染みの「蜻蛉」「菊」といったモチーフが
鮮やかに貼り付いている。

実は似たような作品は『ラリック』にもあり、
四角い瓶の四隅を蝉が飾る〔四匹の蝉〕。
また重なる〔スカラベ〕をあしらったものなど、
見飽きることが無い。

台の下からの淡い明かりに照らされ、
どの角度からも観られるアクリルケースに入れられた
展示方法も、
この手の作品にとってはベストだろう。