こちらは公開三日目。
席数246の【シアター1】は満員の盛況。
やはり、期待を持たせる、思わせぶりな予告編の効果だろうか。
席数246の【シアター1】は満員の盛況。
やはり、期待を持たせる、思わせぶりな予告編の効果だろうか。
人間は25歳で成長が止まり、
あとは左腕の「ボディクロック」
に表示される時間が、即ち余命となる。
あとは左腕の「ボディクロック」
に表示される時間が、即ち余命となる。
富裕層は時間を気にすることなく暮らし
永遠に近い生を享受し優雅に生きる。
不慮の事故さえ気をつければ、
「命」について考える必要もない。
永遠に近い生を享受し優雅に生きる。
不慮の事故さえ気をつければ、
「命」について考える必要もない。
一方、貧困層は、労働の対価として
「時間」を受け取り、それを食料や住居・交通と交換する。
最低限必要な払いをすると、
あと一日の余命を維持することにかつがつとなり、
一秒を節約する暮らしをおくっている。
巷には「時間」を奪い合う犯罪が多発し、
チャージできずに命を落とした人の遺体が
そこいらじゅうに転がっている。
「時間」を受け取り、それを食料や住居・交通と交換する。
最低限必要な払いをすると、
あと一日の余命を維持することにかつがつとなり、
一秒を節約する暮らしをおくっている。
巷には「時間」を奪い合う犯罪が多発し、
チャージできずに命を落とした人の遺体が
そこいらじゅうに転がっている。
ある日、スラムに住む『ウィル・サラス(ジャスティン・ティンバーレイク)』は
ひょんなことから116年という途方も無い時間を手に入れる。
そして彼は、その得た時間を元に、層の境界「タイムゾーン」を越える。
ひょんなことから116年という途方も無い時間を手に入れる。
そして彼は、その得た時間を元に、層の境界「タイムゾーン」を越える。
何とも不親切・不可解な映画である。
何故この様な世界になってしまったのかの説明は一切無い。
我々には、その事実だけが、ぽ~んと提示され、
背景も解からずに、それを受け入れるしかない。
我々には、その事実だけが、ぽ~んと提示され、
背景も解からずに、それを受け入れるしかない。
当然、「時間」を遣り取りできる仕組みについてもなおざり。
また、「時間」を管理する「タイムキーパー」の存在意義や理由も
意味不明。
主人公との対比で無理矢理誂えた感さえ漂う。
意味不明。
主人公との対比で無理矢理誂えた感さえ漂う。
従い、ラストに向かい提示される、
「体制の危機」がなぜ起るのかも理解し難い。
「体制の危機」がなぜ起るのかも理解し難い。
チラシには、そこいら辺の経緯が記載されているものの、
作品中で記述するのが当然だろうに。
作品中で記述するのが当然だろうに。
現代資本主義の歪を皮相に描写
と言った側面もあるわけだが、
それが透徹したシーンで表出する訳でも無い。
と言った側面もあるわけだが、
それが透徹したシーンで表出する訳でも無い。
一方、チエィスやアクションのシーンが盛り込まれても、
特段の目新しさは無く中途半端。
特段の目新しさは無く中途半端。
要するに、何をしたかったのかが明解でなく、
何とも消化不良なのだ。
何とも消化不良なのだ。