RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

ラファエル前派からウィリアム・モリスへ展@目黒区美術館 2011年7月9日(土)

一般の入場料は900円。
ディスカウントチケットが入手できなかったので、
正規料金を払って入場する。

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出展数は百二十程度だが、同時代の工芸品等を含めてのものなので、
印象としてはさほど多くない。

けれど、やはり{ラファエル前派}人気によるものか、
この館にしては、大層な人の入り。
会場内を上手く渡り歩きながら、
漸う観て回る。

個人的な{ラファエル前派}好きな理由は、
描かれている女性の面立ちあるわけだが、
今回の展示作家であれば、
『ロセッティ』<『バーン=ジョーンズ』となるわけだ。

何れも、かなりの作品数が展示され、
勿論、既見の作も多いわけだが、
何度観ても、良いものは良い。

そんな中でも、
『ミレイ』の〔めざめ〕に、
此処で邂逅できるとは思わなかった。
望外の喜び。

『バーン=ジョーンズ』であれば、
小品ながら〔星の宵〕にくらくらする。

『フレディリック・サンズ』の〔ワルキューレ〕には
その雄々しさにぐらっと来る。

『ロセッティ』の〔祝福されし乙女〕の
端整ではあるが、そのタイトルとは裏腹の
憂いを帯びた顔にぞわぞわとしてしまう。


「派」の流れを手際良く紹介しながら、
ウィリアム・モリス』へと繋げて行く
ストーリー作りも、こなれている。

ステンドグラスの展示方法も凝っているし、
全体的に満足度は高いのだが、
払った代金の対価としては、
少々不満な内容。

しかし、それを補って余りある、
同時開催があったのだ。

それは・・・・・、

珍しく、明日に続く。