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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

日本画に見る四季の美展 -大観から、玉堂、清方、松園まで-@ニューオータニ美術館 2010年10月24日(日)

ぐるっとパス」を利用。
一般の入場料は900円。

明治~大正~昭和期の41点が展示。
点数が少ないのは、大作も多い事もあるが、
かなりゆったりとした間隔で掛けられていることもその理由。

しかし、副題にあるように、
大家の作品が目白押し。


個人的な好みは「花鳥画」と「美人画」なのだが、
ここではやはり『鏑木清方』か。
〔春宵〕〔朗羅〕といった作品では、
中心に据えられた”美人”は勿論だが、
意匠の細かい描き込みや、鼓をあしらった簪、
黒猫を模様に取り込んだ鳥籠など、
楽しい描写にも気付き、はっとさせられる。

『児玉希望』の〔彩虹〕は、黒味掛かった木々の上に
鮮やかな虹がさあっと架かり、
地面までをも明るく照らす、そのお対比の妙。

一点だけながら、『加山又造』の〔雪山〕も観ることができ、
これは望外の嬉しさ。


場内の混雑はさほどでも無く、
オバサン達の話し声さえ我慢すれば、
比較的ゆったりと鑑賞できるのも嬉しいところ。