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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

開館記念展 現代日本の精華@郷さくら美術館 2012年5月5日(土)

3月27日に【中目黒】にオープンした美術館
勿論、至近は同駅なのだが、【恵比寿】からでも十分に徒歩圏。
【駒沢通り】の坂をゆるゆると上がり、【槍ヶ先】の角を左折すれば
【目黒川】のたもとに瀟洒な建物が見えてくる。

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桜をデザインした打ち抜きパネルが外壁を覆っている。
内部は3階建て。
入り口右手に受け付けがあり、
そこで入場料を払う。
一般の料金は500円。

開館記念展は~6月27日(水)までの長丁場。
現代日本の精華」と、大上段に振りかぶったタイトルが付いている。

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訪問当日は三々五々の来客で、程好い混み具合。
ゆったりと鑑賞できた。

客層は高齢者が多く、この界隈を漫ろ歩く
若年層には、あまり縁の無い空間かもしれない。

先ずはエレベーターで3階に上がり、
回廊しながら降りて行く。

3階は「花木画展」
十四点の全てが花。
美しい。
特に『中川脩』の〔花炎牡丹〕。

2階は「動物画展」
動物と鳥の画が計十三点。
ここでは『加山又造』の〔洋猫〕にうっとりする。

1階は「桜の饗宴」
十六点の桜を描いた日本画が、文字通り
咲き誇っている。
これは、一ヶ月前に来ていれば、
【目黒川】沿いの桜と併せて、さぞかしの風情だっただろうな。
屏風も、良くある∧∧のカタチではなく、
平板に展示されているので、近づいて観ることができるのは素晴しい。
遠目では判らない細かい背景も、手に取るように感じられる。


近代の日本画という共通テーマで、
所蔵品が次々と四半期タームで展開されて行くのだろう。
今後も楽しみだ。