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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

原久路 写真展 「バルテュス絵画の考察 II」@gallery bauhaus 2010年5月8日(土)

【聖橋】【ニコライ堂】を背に、左手に【医科歯科大】、
右手に【神田明神】を見ながら【湯島天神】方面に直進。
【ファミマ】の二本先の角を右折すると、
左手にコンクリート打ちっぱなしの建物が見えてくる。

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そこが目当ての【gallery bauhaus】

入り易いギャラリーの条件が、幾つかあると思う。
・入り口が開け放たれている
・画廊の人がうろうろしていない
・常連(らしい人)が多く居ない
等、が主だけど、ここの入り口には、
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こんな表示が。
随分と敷居を下げてくれている。

内装がまた、素晴しい。
一階・階段・地下ともに、趣味の良い設え。
丸ごと、ツボである。

今回の展示は『バルテュス』に想を得たもの。
『原久路』は『バルテュス』絵画を、独自の写真世界に大胆に翻案している。

画面を構成しているのは、二人の女性と、一人の男性。
昭和初期頃の高校生に扮し、セーラー服や学帽を纏い、
若さの瑞々しさの中にも、仄かにエロチスズムが漂う空間を
美しく再現している。

白黒の画面は、何れも既視感の有る場面。
時間が止まったかのような静謐さが溢れる。
それは、絵画描写を思わせる撮影~現像の技法に拠るのかもしれない。

計二十二点は、何れも「習作」とタイトルされ、
本歌の原題を丸ごと戴いているが、なに、十分単独で通用する。

寓意的な『バルテュス』を、レトロな、
しかし身近なシチュエーションに置き換えることで、
更に想像をたくましくできる設定になっている。
色々と、妄想できてしまいそうだ。

即売を兼ねた展示会なので、幾つかの作品には赤シール。
価格も一点73,500円(確か)の均一で、
何とか手の届く範囲か。