本年10月中旬オープンの新店。
場所は細い道を挟んで【虎ノ門ヒルズビジネスタワー】の対面。
【B4出口】から直ぐの場所。
店内は入り口左手に厨房に向いたストレート八席のカウンター。
右手にも小卓が幾つか置かれているけど、
そちらは待ちスペースかな。
11:10の入店で先客は三。その後
食べ終わって出るまでの来客は二。
券売機は入り口正面。
食したのは、
中華そば大盛り。
値段は900円。
並盛と同料金も
券売機のボタンは異なっているので注意が必要。
食券を渡してから7分ほどで
随分と小振りな丼に入った一杯がカウンター越しに渡される。
「熱いですのでお気をつけて」とのことだったが、
いざもって見ると、「あちひ」との声を飲み込むほど
縁も熱々。
濃い琥珀色で表面には透明の油が厚めに。
チャーシューは折りたたまれているが
広げると大人の掌大。
厚みもそこそこあり。
低温調理のロース肉が二枚。
軟らかくすっと歯が通り、
芳ばしい香りがする。
なによりも脂が豊潤で美味しい。
トランプ大の海苔が一枚。厚みあり。
小口切りの葱が少々。三つ葉も添えられている。
メンマは穂先がたっぷりと。
細く割かれしゃくしゃく食感。
味付けも良い感じにこなれている。
麺を下から引っ張り上げると
天地返しみたいな様相に(笑)。
そこそこ、量が入っている証左だな。
中、やや細、捻じれで
表面はつるつる。
もちもちとした噛み応えに麦の香り。
量は公称300gとのことだが
するっと胃の腑に納まってしまう。
スープは鶏ガラに乾物魚介の醤油清湯。
厚めに張られた油の効果で熱々の状態が長く続く。
鶏と魚介と醤油と、何れもがでしゃばるでなく
バランスが良い。
深みのある旨味がじんわりじわりと広がって行く。
時として芳ばしささえ覚え、七割方を飲んでしまう。
書かれている蘊蓄の通り、
手が掛かっていることを舌で了解する。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
夏になったら《つけ麺》を食べに来よう。
勿論、大盛りで。