「指を置く」展 佐藤雅彦＋齋藤達也＠ギンザ・グラフィック・ギャラリー 2014年2月10日（月）

同館ではもうお馴染みとなった
『佐藤雅彦』プロデュースによる体験型のインスタレーション。

会期は～2月28日(金)まで。

会場内の写真を見れば判るように、
大小様々な大きさの紙が置かれ、
何れもなにがしかの絵が描かれている。

そこに指示された通りに指を置くことで、
その絵の意味性が変容、または
違う解釈ができる様になったりする。

入り口脇には濡れティッシュが置かれ、
事前に指を拭くように、との案内や、
紙に書かれた指の置き方の指南等は、
確かにユニーク。

では、実際の展示内容はどうかと言えば、
かなり観念的で、
単純にあはは笑って楽しむ程にはなっていない。

幾つかの作品は「何かが起こるのか」をさっぱり理解できないモノもあり、
見知らぬ同士が顔を見合わせ、首を傾げあってしまう。

これこそインスタレーションと言われればそれまでだが、
全体的に方向性が違う気がするんだが。