以前は一部店舗でのみ提供の
{ケンチャンラーメンインスパイア}が
全店舗で食べられるようになったとの一ヶ月前の告知。
要はメニューの入れ替えも、
行く機会がなかなか無く、
前言を撤回し30℃越えの日にわざわざやって来た。
店内は両の壁に向いた五席と六席のカウンター、
二人掛けのテーブルが六卓。
11:10の入店で先客は六。その後
食べ終わって出るまでの来客は十で、
早い時間の割にはなかなかの混雑。
券売機は入口左手。
食したのは、
チャーシューメン(並)。
値段は890円。
並でも麺量は多めと聞いているので、
チャーシューを足してみた。
後客がオーダーした《冷やかけ》の方が先に配膳され、
5分ほどの待ちで供された一杯。
ほう!なんとなくそれっぽい雰囲気を醸している。
直近でも{酒田系}は食べたけど
共通する意匠。
メンマは細くてこりこり。
鳴門も一片。
海苔はトランプ大が一枚。
葱は存在感のある切られかた。
チャーシューは計四枚。
大人の掌大、4㎜厚のバラ巻が二枚。
軟らかく、味の沁みも適度。
ロースブロックから切り出された、
花札大、8㎜厚が二枚。
こちらは一転し、赤身の繊維が強く歯に当たる。
肝心の麺は、中、縮れ。
写真ではそうとは見えぬが、
機械的に縮れを付けたような規則正しさ。
表面は艶やかでずるっと啜れるも、
ごわりとしたむっちり加減で芯には粉っぽさ。
これには意表を突かれた。
量は200g強はあり。
スープは動物系+乾物魚介の醤油。
それほどの強さ鹹さは無いものの、
旨味はしっかり採れている。
懐かしい味がして、
子供の頃の記憶が呼び起こされる。
葱を追いかけながら、
蓮華で七割ほどを飲む。
案の定、外気温の高さと合わせ汗だくに(笑)。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
まるっきりのコピーでないのは
作り手の矜持だろう。
比較的安価なのも嬉しい。