気温が上がらぬうちに
汁モノの宿題を片付けようと思っていたら、
今日の東京地方は
あろうことか夏日。
一年振りの標題店は
確か《つけ麺》が出される頃との記憶も、
六月に入ってから、とは
店頭の掲示。
でも、まぁ汁ナシがあるからね。
店内は厨房を囲むL字型十席のカウンター。
11:10の入店で先客は三。その後
食べ終わって出るまでの来客は二。
券売機は入口左手。
食したのは、
まぜそば。
値段は950円。
確か昨年は《まぜタロー》だったとの記憶。
そして値段が100円上がっている。
10分の待ちで声掛けがあり、
削り節
だけをお願いする。
増してない野菜の量が少ないのは当然として
豚が随分と小さくなっている。
これはもはやチャーシューだな。
花札大、7㎜厚が二枚。
軟らかく、味の沁み具合もきつ過ぎず。
なまじ美味しいだけに、小さいのが
本当に残念。
野菜は一盛り程度。
硬くはあるもののキャベツ比高し。
モヤシも熱めでほくほく。
削り節はスプーンに一匙。
野菜の量がさほどでもないので、
一気に天地を返し撹拌する。
麺は中、軽く捻じれ。
断面正方形で、ごわごわぐみぐみな食感。
しっかり噛めば、麦の旨味も滲み出す。
量は200g強はあり。
味付けは、醤油のカエシに豚の出汁と脂。
作る過程を見ていると、丼の中で麺に絡めたあと、
一度平笊にあけ水分を切っているので、
食べ終わると底にはほぼほぼ何も残らない。
鹹さもほどほど、旨味も軽め、
胡麻油も香り、わしわしと食べ切る。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
とは言え、値上と豚の減りが
同時に起こっているのを目の当たりにすると
世の無常を感じてしまう。