二週間半前にオープンの新店。
場所は【西口クロス通り】沿いで
『二郎』~『十二分屋』と
数年タームで店が入れ替わるいわく付きの場所。
もっとも後者のチェーンは、
HPで営業曜日と時間を確認し、
前に立つこと三度、
一回もシャッターが上がっていた試しがなく、
かなり呆れた過去。
四度目は考えもせず、こうした姿勢も
問題なのかもしれぬが。
で、標題店。最初の三日間は
今流行りの500円キャンペーンで、長蛇の列だったとか。
しかし、今は随分落ち着いているとも聞く。
ましては今日は雨天だしな。
店内は厨房を向いたL字型九席のカウンター。
11:05の入店で先客は一。その後、
食べ終わって出るまでの来客は五で
なかなかの繁盛に見受けられる。
券売機は入り口右手でタッチパネル式。
これが少々分かり辛くて、
メニュー選択後に画面の最下部に「カート」が表示され
そこを押してから「支払い」~「現金支払い」と進む流れ。
オマケに、お札と硬貨の投入口は
画面の左脇に離れてありで、
自分は悲しいかな店員さんにレクチャー頂いた。
レシートと食券がプリントアウトされるので
食券だけをカウンター上に提示する
食したのは、
まぜそば鶏+大盛り。
値段は800+100で900円。
油の種類についての説明を読みながら、
10分ほどの待ちで供された一杯は、
野菜が美しく盛り上がっている。
頭頂部には卵黄と糸唐辛子。
その下にはモヤシを主体にしゃき感がやや残る野菜。
カイワレが一つまみ。
メンマは極太で短く、瑞々しい。
炙られた鶏肉の大き目の乱角がゴロンと入り、
ほの温かく軟らかい。
脇にたっぷりトッピングされている物体は何かと思ったら、
微塵の大蒜の素揚げ。
口に入れると結構匂いがする。
麺は中、縮れ。
表面はつるつる。
はむっと口に入れればむちむちもっちりな噛み応え。
量は200gちょっとあるか。
「カネジン」の麺箱が厨房内に積まれている
味付けは鶏油+カエシでかなり軽め。
あくまでも味変前提のよう。
そのまま食べていると次第に物足りなさを感じて来る。
ただ、最後の方で、ポットに入り置かれている出汁を注ぎ
ラーメン風にするとこれが馬鹿ウマ。
乾物魚介と干し椎茸の旨味か。
評価は、☆5点満点で3.5(☆☆☆★)。
値段もそこそこするので、
今回定着するかは微妙な感じ。