RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

豚風。@旗の台 2021年12月28日(火)

11月1日オープンの新店。
『豚星。@元住吉』で修業された方の出店と聞いている。

場所は【東口】に出て右手に。
ものの30秒で半地下のお店が右側に見えて来る。

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10:50の店頭着で九人の待ち。
年内最終日のようだが、意外と少ないなと思っていたら、
開店までに更に十一人が接続。

その後は外待ちこそできぬものの
背後霊は伸びる一方。


店内は厨房に向いたストレート十六席のカウンター。

一ロット八杯の完全入れ替え制。
自分にはあまり関係ないハナシだが、
最後の方まで残ると、壁際に立っている人達の視線が痛いだろうなぁ。


券売機は入り口右手。

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食したのは、
小ラーメン。
値段は900円。

脇に在る給水機でコップに水を入れ、
更に蓮華を取って着席したのが11:06。

元々、扉が開けられたのが定刻を少し過ぎていたから、
それでも時間が掛かるものだ。


20分近い待ちで「10番、小ラーメンの方」との声掛けに
野菜増しだけをお願いする。

トッピング一覧はカウンター上に
短冊の様に下がっており、これは出身店の流儀ね。


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野菜の盛りはさほどでもないかも。
盛り方は美しいが、モヤシが飛び出しているのはご愛敬。


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キャベツの含有率は5%ほど。
ややしゃき感の残る茹で加減。

蓮華でスープを掬い上から掛け回し
八割ほどを平らげる。

ほくほくとして美味しいなぁ。


表面に豚は見当たらず、
野菜を掘って行く過程で、

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出て来た!
大人の掌大、2㎝厚のバラ肉が二個。

麺とスープと野菜に挟まれぬくぬく。
見た目しっかりも、すいっと歯が通り
脂も口中ではらりと解れる。


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天地を返した後に現れた麺は、
太、厚みある平、軽くカール。
まるっきり鍋焼饂飩のよう。

表面は今にも蕩けそう。
噛んでみれば軟らかめのもっちり食感。

歯でくいっと押しつぶせば
麦の旨味が流れ出す。

量は公称300gと思われるが
そこまでの体感は無し。


スープ表面には透明の油が厚めに。
その下には非乳化の豚醤油。

醤油の鹹さは抑えめで、
その分、豚出汁の味がしっかりと感じられ
大蒜の香りも軽くする。

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それでも蓮華で二掬いくらいしか
しないのだが。

食べ終わるのに7分ほどで、
当然の様に一抜け。


評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。


年末のこの時期に、大井町線の優良店を回ろうとの
個人的な企画も三店目。

さすがにどこも外れが無いや。

さて、年内は残り三日間だが・・・・。