二週間ほど前に、【仲見世通り】入り口近くにオープンの新店。
店先にも、その旨が大きく掲示されている。
店内は厨房を囲む八席のカウンター。
11:35の入店で先客は四。その後
食べ終わって出るまでの来客は一。
券売機は入り口右手。
食したのは、
鶏煮干そば+替玉。
値段は800+150で950円。
一ロットで二杯の調理の為か、
食券を渡してから11分ほど待って
歪んだ形の丼に入った一杯が供される。
随分と濃厚そうな見た目。
チャーシューは大人の掌大、低温調理のロース肉が一枚。
噛み心地は良いのだが、かなり野趣のある香り。
九条葱が一掴み。これはスープに合うなぁ。
海苔筏の上には煮干しの粉末。
徐々に溶かして旨味の補強に使うのだな。
麺は細、ストレート。
表面粗めでぼきぼきした食感。
調理の過程を見ていると、
湯がく程度の短時間で一旦引き上げ、
それをスープの入った雪平鍋で煮込むようにしていた。
それでもこの歯触りかと感心する。
量は120gくらいだろうか。
スープは鶏+魚介で、粘度高し。
煮干し感は激強ではなく、
苦みを残しながら臭みやえぐみをうまく抑え、
バランスの取れた一杯に仕上げている。
九割がたを飲み干す。
「替玉は1分少々お時間をいただきます」と
予め告げられていたので、早めに発注。
が、ここでアクシデントが。
自分の分が茹で機に投入された後、
新規来店客の券売機トラブルに店主が対応。
その間に茹で上がりを知らせるベルが鳴り、
サポートの女性がかなり時間が経ってから引き上げるも、
そのまま放置の状態が続く。
いったいどうするんだろ?と
ドキドキしながら見守れば、
応対から厨房に戻った店主が新たな一玉を投入し
「すいません。もう30秒ほどお待ちください」の声掛けが。
先の分がそのまま供されたら、咎めようかと思っていたけど、
さすがにそれはされなかった様子。
結局5分ほども待ち「お待たせしました」
の声とともに供されたけど、
それだけかい!と思わぬでもない。
スープもすっかり冷めてしまい、
皮膜が張った状態に
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
モノ自体の出来は良いので
まだ未発売の《和え玉》は食べてみたいと思ったけど
オペレーションがイマイチだなぁ。