【東口】に出て左手へ。
最初の角を左折し、50mほど歩いた左側。
小道を挟んだ向かいは『ぶらいとん』。
それ以外にも周辺には優良ラーメン店が林立。
店内は厨房を囲むL字型十一席のカウンターと
四人が座れる小上がり。
10:55の店頭着でイの一番。
その後、食べ終わって出るまでの来客は六。
カウンターは時節柄、一席空けての案内になっている。
券売機は入り口左手。
食したのは、
肉にぼにぼちーの。
値段は1,400円。
蘊蓄等を読みながら
待つこと4分で供された一杯。
「開店前に並んでいただいたので、
肉をサービスさせていただきます」との声掛けあり。
確かに凄い迫力になっている。
総量では大人の握り拳大もあろうか。
濃く味が染みた、ふわとろのバラ肉。
口に入れると直ぐに形を失い、
すっと蕩けて行く。
ざく切りの紫玉葱が一掴み。
しゃくしゃくして程良い辛さ。
最近の{煮干し系}には付き物だけど、
刻み方が粗いので存在感あり。
麺は少なそうに見えて、
器の底が深くなっているので存外の量。
150gくらいはあるかしら。
やや細で、軽く捻じれ、パスタを思わせる外観。
ごわりとした食感。
「丸山製麺」の麺箱が軒先に積まれている。
スープとゆ~か、これはほぼほぼ
タレまたはソースとの呼称の方が良いか。
香りも味も煮干しが全開。
軽く大蒜が香り、オイリーさもあり。
舌に刺さる苦みと、
脳の奥まで響く煮干しの旨味。
ただ両者は嫌味にならないレベルで構成されている。
スプーンを使い、
綺麗にこそげ取る。
足りなければ替玉を、とも考えていたが、
ソースがずっしりと
結構お腹に溜まる満足感。
評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。
『伊藤』の出身とは聞いているが、
根は共通も展開の仕方が極めてユニーク。
食べる前は『sisi煮干啖』と近似かもと思ったが、
煮干しの印象はこちらが遥かに強烈で
更に巧く御している。
汁モノも食べてみたいものだが・・・・。