二ヶ月ほど前の新規オープン。
韓国料理の店が昼時には麺類も供しているとのこと。
京浜東北線の線路を左手に見ながら
沿いの細い道を【品川】方面に北上する。
路地のとば口からは400mほども歩くだろうか。
店内はテラス席も合せて
計八卓の高さのあるテーブル。
壁に取り付けられた背もたれ的なバーはあるものの、
ほぼ立ち食いに近い仕様。
地下に続く階段も奥に見え、
下にも席があるのかしら。
カトラリー類はテーブル裏面に取り付けられた引き出しに。
テッシュペーパーも同様で。
11:35の着でイの一番。
店主さんが寄って来て、
店内食かテイクアウトかの確認。
店内で食べられるのは
《まぜそば》だけだと言う。
合点承知だけど、
その後の来客は女性の二人連れが二組で
何れもテイクアウト。
オーダーは直接、
会計は食後に店奥で。
食したのは、
痺れまぜそば。
値段は850円。
10分ほど待って供された一杯。
おや《台湾まぜそば》に似ているな。
でもキムチが入ってるぞ。
チャーシューは燐寸箱大のバラ肉が三個。
軟らかく、撹拌しているとほろりと解れる。
中央には卵黄。その下にはかなり赤々しい肉味噌がたっぷり。
加えて辛味をたっぷり纏ったキムチも。
水にさらした微塵の生玉葱に韮、
魚粉も掛かっている。
先ずは混ぜ合わせることに専念する。
麺は中、やや細、ストレート。
表面はつるりとし、噛めばもちもちの食感。
量は200g強はあるだろうか。
味付けは辛さはそこそこも
耐えきれぬほどではない。
食べ終わってうっすら汗が滲む程度。
キムチ由来の辛味なのが自分にも適正だったかも。
それよりも痺れの質と香りが良い、
唇と舌にびりびりと響く感じはなかなかのもの。
加えてベースの出汁と魚粉が旨味に厚みを加えている。
単調にならない美味しさ。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
《プルコギまぜそば》も気になるけど
テイクアウトの《スパムキンパ》と《クリスピーチキン》も美味しそう。