【神田明神通り】から北に延びるこの小路は
【秋葉原ジャンク通り】と称されているらしい。
なるほど道の両側にはそれっぽい店が軒を連ねている。
標題店は入って50mほど進んだ右手。
店内は厨房に向いた逆L字型八席のカウンター、
八人が向かえる大テーブル。
二階にも席がある様子。
12:40の入店で(一階の)先客は三。その後
食べ終わって出るまでの来客は四。
券売機は店の外右側。
食したのは、
味玉鯛塩そば+替玉。
値段は900+100で1,000円。
食券を渡してから3分ほどで
「お待たせしました。味玉鯛塩と替玉です」と
両方が一度に供される!!
いやいや、ラーメン屋さんには多く行っている方だと思うけど、
こんなことは嘗て無い。替玉が最初から出て来るなんて。
そりゃ~食券は一時に渡したけれど、
ふつ~こういったオペするか?
店の流儀か何かだろうか。
ともあれ急いで食べないと
乾いてくっついちゃう。
チャーシューは二種。
豚肉は大人の掌大、薄めのロース低温調理が一枚。
鶏肉も薄めの低温調理。しっとりしている。
豚の方はかなりの野趣を感じる匂い。
メンマは穂先。軟らかく薄味。
長さもあって食べでがある。
微塵の生紫玉葱、小口の青葱、そして炙られた鯛の解し身。
で、この鯛の身が芳ばしく、香りがむんむんと上がって来て上々の出来。
玉子の表面は軽く色付き、
半分に割ればやや赤みを帯びた黄身はねっとりと濃厚で美味しい。
麺は中、平めの細、ストレート。
しんなりとしてぷっつりした噛み応え。
量は100gちょっとあるか。
スープは鯛塩。最近のオープンにしては珍しく
魚の匂いを前面に出すタイプ。
塩味もそこそこながら、油によるものか
それともスープそのものの仕立てなのか、
鯛の生臭みをかなり強めに感じてしまう。
ただ量がそれほどでもないので、完飲しちゃうんだけど。
元々の麺をそそくさと食べ切り、替玉分を投入する。
案の定、表面は乾き、全体的にくっついているけど、
スープの中で泳がせれば、気にならずに食べれるくらいにまで回復。
麺量は多くはないものの、乱角のチャーシューが二個付いているは
出精価格。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
券売機上は《鶏そば》の方が前に出ているから
実はそちらがオシなんだろうか。
《つけ麺》や《まぜそば》も妙に気になる店頭写真なんだが。