一か所しかない改札を出て右手に。
【尾竹橋通り】を【鶯谷】方面に
200mほど南下した右手。
店内は厨房に向いたストレート十席のカウンター。
11:10の入店で先客は六。その後
食べ終わって出るまでの来客は四。
券売機は入り口右手。
食したのは、
タンドリーチキン二郎ラーメン。
値段は950円。
本来なら(初訪なので)デフォの一杯を食べるべきも
そのビジュアルに魅かれてしまう。
貼り紙や券売機には「夜限定」と書かれているものの
ランプが灯るので店の人に確認すると「大丈夫ですよ」との返答もあったので。
食券を渡すとすぐさまトッピングの確認。
「野菜マシ」だけをお願いする。
15分ほど待って
(たぶん店主の奥さんと思われる)綺麗な女性が
にっこりと笑いながら「気を付けて下ろして下さいね」との声掛けと共に供された一杯。
美しいフォルム。豪快な野菜の盛られ方。
タンドリーチキンは大人の手の大きさ。
厚みもある胸肉。
厚いのにすっと歯が通り、
スパイシーさが堪らない。
そのまま食べれば馬鹿ウマ。
スープに沈めれば味変に。
これは良い企画。
チャーシューは大人の手の大きさ
8㎜厚のバラ巻が一枚。
こちらはかなり筋っぽく、噛み切りにくく
あまり感心のできない仕上がり。
野菜の上にはデフォで大蒜と背脂。
ホントは綺麗に乗せられていたのに
動かしている最中に崩落してしまった。
モヤシを主体にキャベツも二割ほど。
かなりくた気味の茹で加減。
最初は熱々をそのままはふはふしながら、
次は大蒜・背脂を混ぜながら、
それからスープを掛けながら七割ほどを平らげる。
でも野菜の量が多いのと
肉類も長大なので天地を返すのはとてもムリ、
やむなく麺を引きずり出す。
麺は太、平、軽く捻じれ。
鍋焼き饂飩のような外観で、おそらく自家製麺。
軟らかい口当たりにもっちりした噛み応え。
量は200gほどだろうか。
スープは乳化した豚骨醤油。
鹹さの尖りはなく穏当な味。
がっつりした強さはないものの
旨味の配分が絶妙で、野菜と背脂を掬いながら七割方を飲んでしまう。
評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。
これで豚の出来が良ければ、素晴らしい{Gインスパイア系}だった。
それでも、限定は始終出しているようだし
デフォでもバリエーションが多いようなので
生活圏内に在ったら『勇@川崎』くらいの頻度では通うだろうお店。