RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

ハンマースホイ展@国立西洋美術館 2008年10月23日(木)~過去分

ディスカウントチケットを1,100円にて購入。例によって彼らの眼力には驚かされる。
会場10分前に着くも、全然並んでおらず。イの一番で入場。その後も会場内は混雑せず、
ゆったりと鑑賞できる
(ちなみに、”薬師寺展”なんかは1,480円という値付けだった。僅か20円のディスカウント)。

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う~。誰も並んでいない。でも、建物自体は素晴しい。


中を進むにつれて、なんだか暗~い気分になってきた。本当にこれらの作品を表現するものとして
「詩情」とか「静か」という単語は正いのか?この作者は”病んで”いないのか?

パースは歪んでいる(というか、わざと歪ませている)し、不要なものを省略するのは当たり前だが、
ドアノブを消している(部屋から出られないじゃあないか)し、自分の妻をこんな狭い空間に(永遠に)
閉じ込めておこうとしているし、何よりもその妻の姿勢を歪ませて描いているし・・・・。
ピアノや机の脚は消されているし(不安定極まりない)、挙げればきりが無い。

ま、絵から受ける印象というのは人それぞれだから、これらを好ましいものとする人が多いのだろう。
私はうけつけなかった。それだけの話だ。


気分を変えて常設展でも観て行こうか。ここは充実しているからなあ。
国立新美術館】も、最低限この程度の常設サービスをして欲しいものだ。


外に出るとそこかしこに現代アートが。
”上野タウンアートミュージアム 町中アート企画展”の一環のようだ。

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町に僕たちは必要ですか←勿論、必要ですっ!

これは楽しいな。少し気持ちが明るくなったぞ。


追記-その後、同展はテレビで取り上げられたため、大変な混雑らしい。
どうりでチケット屋さんの値付けも、1,400円くらいになってるわけだ。