周辺は事務所が多く、
夜ともなればかなり薄暗い空間が広がっているのだが
標題店の灯りが、軟らかく光を放ち、なんだか気持ちまで暖かくなる。
夜ともなればかなり薄暗い空間が広がっているのだが
標題店の灯りが、軟らかく光を放ち、なんだか気持ちまで暖かくなる。
店内は六人掛けのカウンターに四人掛けのテーブルが四卓ほど。


《プロシュート》は口の中でさらさらとほどけて行く。
《カプレーゼ》のトマトは完熟で甘々。
《レバーペースト》は濃厚。
《チーズ》は食べ頃の熟成度合い。塩分の度合いも上々。

《合鴨のソテー》
合鴨だから、この季節でも食べられる。
血も滴り、脂は厚め。
甘酸味のあるソースとも相俟って美味しいなぁ。
血も滴り、脂は厚め。
甘酸味のあるソースとも相俟って美味しいなぁ。
付け合わせの野菜は、玉葱と蕪。
で、この蕪が思いの外、いいんだ。
土臭さも無いし。
で、この蕪が思いの外、いいんだ。
土臭さも無いし。

《桜鯛》
季節らしい一品。
大き目の尾頭付きが丸ごと供される。
大き目の尾頭付きが丸ごと供される。
上面には香草のペーストがたっぷり。
中を切り開けば、ほわっと湯気が上がり
ほくほくとした身があらわれる
いいね、いいね。
中を切り開けば、ほわっと湯気が上がり
ほくほくとした身があらわれる
いいね、いいね。
ただ唯一の難点は骨が取られていないので
食べる時には注意が必要なこと。
喉に刺さると大変だしね。
食べる時には注意が必要なこと。
喉に刺さると大変だしね。
付け合せの茄子の形状もユニークだ。

《豚肉のグリル》
付け合せの野菜も含めたっぷりな分量。
焼き加減も上々。
肉の旨味も同様。
もちっとした歯応えも素晴しい。
肉の旨味も同様。
もちっとした歯応えも素晴しい。
パスタ類は二種を選択。

《海老のトマトクリームソース》
海老の旨味がガツンと濃い。
パスタへの絡みも良好。
茹で加減も言うことナシ。
パスタへの絡みも良好。
茹で加減も言うことナシ。

家でも時々作るが、やはりプロの手になるモノは
一味違う。
たっぷり纏わり付いたチーズは単種ではないだろう
味の深さ。
一味違う。
たっぷり纏わり付いたチーズは単種ではないだろう
味の深さ。
そしてデザート

《フレンチトースト》
多そうにみえても、さっくりと
胃の中に納まってしまう。
胃の中に納まってしまう。
いやいや、お腹が膨れた。
馴染みの人に連れて来てもらったので、
料理は基本お任せ。
料理は基本お任せ。
呑みものもビールで始めて、グラスの白と
更には赤がボトルで二本空く。
更には赤がボトルで二本空く。
評価はオステリア(≒ビストロ)基準の☆五点満点で☆☆☆★。
パンと称して供される紐皮状のものではソースを掬うのに不十分。
《フォカッチャ》タイプの一品が欲しいところ。
《フォカッチャ》タイプの一品が欲しいところ。