正直、予約が取れたことに驚いた。
今まで標題系列には複数回のチャレンジも
一度も通ったためしはなく、
数年前には一ヶ月前でもムリだったケースも。
一度も通ったためしはなく、
数年前には一ヶ月前でもムリだったケースも。
二号店ができたことが大きいのかもしれないし、
また、類似店も増えているので集中度が減っているのかも。
また、類似店も増えているので集中度が減っているのかも。
営業日ベースで二日目前に架電。
その際の確認事項はコースの金額(4,000/5,000/6,000円)と
飲み放題(1,500円)の有無。
飲み放題(1,500円)の有無。
初めての事でもあるので奮発し、
合わせて7,500円でお願いする。
合わせて7,500円でお願いする。
寒い空気の中を
【区役所】へ向かうのと同じ坂をだらだらと下る。
【区役所】へ向かうのと同じ坂をだらだらと下る。
店内は一階は厨房に向いたストレート六席のカウンター。
二階はテーブル席なのだろう。団体さんらしい賑やかな声が落ちて来る。
最初は瓶ビールで喉を潤おし、次は日本酒の熱燗で。
お銚子何本開けたかしら。
何れにしろ十分に元は取ったかも。
お銚子何本開けたかしら。
何れにしろ十分に元は取ったかも。
《前菜》
同じような容器形態の四品。
硝子の器、真ん中の豆腐には
僅かな薫香。
僅かな薫香。
陶器の《コーンのすり流し》が何とも面白い。
軽い甘みに、ねっとりさを感じる餅のようなモノが投入。
確認すると 葛粉 であると。成る程、滑らかな食感。
軽い甘みに、ねっとりさを感じる餅のようなモノが投入。
確認すると 葛粉 であると。成る程、滑らかな食感。
《刺身》
四種盛り。ちんまりと纏まってはいるけれど
一枚一枚の切り出しは大きく、たっぷりとした食べ応え。
一枚一枚の切り出しは大きく、たっぷりとした食べ応え。
ツマも含め綺麗にたいらげる。
《八寸》の位置付けだろうか、美しく盛り込まれている。
筍は芳ばしく焼かれ、さくりと歯が通る。
西京焼きの塩梅も上々。
穴子はふうわりと軟らか。
海鼠はこりこりとした歯応えが楽しい。
《金目の兜煮》
旬の味で脂がのりのり。身もたっぷりと付いている。
濃い醤油の味がやや下手だけど、所謂 らしい 美味しさ。
骨もきちっとねぶって 猫跨ぎ でごちそうさま。
《豆腐の柳川風》
熱々をはふはふしながら頂く。
出汁の色は薄目も旨味をしっかり感じる。
たっぷりと乗せられた雲丹が濃厚且つ豪勢。
正統の《茶碗蒸し》
これも熱々。そして濃厚なお味。
《茶巾揚げ》
からっと揚がった油揚げを割ってみると
中には帆立、蟹、白子。
中には帆立、蟹、白子。
何れも季節の同じ色味が揃い、何ともリッチ。
《蕪》は中心を綺麗にくり抜き
中にはたっぷりの蟹。
中にはたっぷりの蟹。
土臭さも繊維も感じない上々の炊き上がり。
《金目のしゃぶしゃぶ》
魚の身が大きいのが嬉しい。
包んで食べる野菜類もたっぷり。
《酢の物》は河豚。
皮もしっかりと入り
旨さをたっぷりと感じるもの。
旨さをたっぷりと感じるもの。
口直し的な位置付けかしら。
ぼちぼちお終いかと思っていたら。
《ぎゅうしゃぶ》
サシが綺麗に入り、薄い切り出しも
大きく広がるモノが三枚。
大きく広がるモノが三枚。
軟らか。そして美味しい。
《〆の鯛ご飯》
混ぜ込むのはご自分で、とのことなので
骨から身を綺麗に外しさっくりと混ぜ合わせる。
骨から身を綺麗に外しさっくりと混ぜ合わせる。
見た目も美しいし、香りも良い。
これも全部たいらげて
珍しく、お決まりで出されたものだけで
お腹がいっぱいになった。
珍しく、お決まりで出されたものだけで
お腹がいっぱいになった。
確かにこれなら人気が出るだろう、と
改めて思う。
改めて思う。
そして、一番安いコースでプラス呑み放題なら
5,500円と普通の大箱店の宴会コースとさほど変わらない。
5,500円と普通の大箱店の宴会コースとさほど変わらない。
それでいて、ちょっと上質感を味わえたりもするんだから。
評価は、和食の普及店基準の☆五点満点で
☆☆☆☆。
☆☆☆☆。