店内は厨房に向いたストレート七席のカウンター、
二人掛けのテーブルが三卓。
二人掛けのテーブルが三卓。
先の来店者達は、いったい何時頃から呑んでいたのやら。
これだけの席数が有るのに
厨房内は男性シェフが一人きり。
厨房内は男性シェフが一人きり。
注文を取り調理をしサーブに洗い物まで全てこなしている。
それでいて流れが滞ることは一切なし。たいしたものだなぁ。
先ずはビールで喉を潤おしつつ、
定番メニューと黒板に書かれた
その日のおススメを見て呻吟する。
定番メニューと黒板に書かれた
その日のおススメを見て呻吟する。
忙しそうだから、できるだけ一時に纏めてオーダーしておきたいもの。
《突出し》
里芋のコロッケ。
カリッと揚がり、
中の里芋がほくほくと口当たりが上々。繊維が気にならない。
カリッと揚がり、
中の里芋がほくほくと口当たりが上々。繊維が気にならない。
掛っているケチャップが尖り無く
まろやか。
まろやか。
これ一品で、この店の実力がはっきりと判った。
《鱸のカルパッチョ》
魚の新鮮さは勿論だし
醤油も鹹くないのよね。旨味がち。
醤油も鹹くないのよね。旨味がち。
《柿と生ハムのサラダ》
事前予想を裏切るビジュアル。
柿は甘々、生ハムはさっと蕩ける。
絶妙の取り合わせ。
絶妙の取り合わせ。
《蟹クリームコロッケ》
パリッと衣を箸で刺し割れば中は
ねっとりとした舌触り。
蟹の姿は見えないのに、味だけが濃厚に
口中いっぱいに広がる。
ねっとりとした舌触り。
蟹の姿は見えないのに、味だけが濃厚に
口中いっぱいに広がる。
やはりケチャップの加減が絶妙。
《牛カツレツ》
火の通りは若干強めかな。
衣の油は綺麗に切れ、サクサクで身にぴったりと貼り付いている。
肉質は軟らか。そして旨味もね。
《オムライス》
ケチャップ味が重なったけど
無問題。
無問題。
玉子はトロトロ。
鶏肉がゴロゴロ入り、しっとりとした食感で旨い。
これも味付けがしつこすぎず程好い。
《ガトーショコラと林檎のアイス》
アイスには林檎が刻まれたっぷりと入っている。
香りも良いし、甘さも控え目。美味しい。
強い辛さもコクは無く、すっきりと飲める。香り善し。
これだけ呑み喰いしてお代は1.27万円。
正直もっと行くかと思ったので
逆にちょっと驚く。
正直もっと行くかと思ったので
逆にちょっと驚く。
評価はビストロ基準の☆五点満点で☆☆☆☆。
何回か通ってメニューを全て制覇したいかも。
でもこの客の入りを見てしまうと、
思い立った時にふらっと、とは
行かないだろうなぁ。
思い立った時にふらっと、とは
行かないだろうなぁ。