RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

洋食や シェ・ノブ@浜松町:洋食

店内は厨房に向いたストレート七席のカウンター、
二人掛けのテーブルが三卓。

訪問二日目に予約の電話を入れ
あっさりと通ったので、
人気店の割りには夜は空いているんだろうかと思っていたら
19時の我々の入店で満員に。

先の来店者達は、いったい何時頃から呑んでいたのやら。


これだけの席数が有るのに
厨房内は男性シェフが一人きり。

注文を取り調理をしサーブに洗い物まで全てこなしている。

それでいて流れが滞ることは一切なし。たいしたものだなぁ。


先ずはビールで喉を潤おしつつ、
定番メニューと黒板に書かれた
その日のおススメを見て呻吟する。

忙しそうだから、できるだけ一時に纏めてオーダーしておきたいもの。


イメージ 1


《突出し》

里芋のコロッケ。
カリッと揚がり、
中の里芋がほくほくと口当たりが上々。繊維が気にならない。

掛っているケチャップが尖り無く
まろやか。

これ一品で、この店の実力がはっきりと判った。


イメージ 2


《鱸のカルパッチョ

掛っているのはオリーブオイルにバルサミコかと思ったら
なんと醤油。

魚の新鮮さは勿論だし
醤油も鹹くないのよね。旨味がち。


イメージ 3


《柿と生ハムのサラダ》

事前予想を裏切るビジュアル。

柿は甘々、生ハムはさっと蕩ける。
絶妙の取り合わせ。


イメージ 4


《蟹クリームコロッケ》

パリッと衣を箸で刺し割れば中は
ねっとりとした舌触り。
蟹の姿は見えないのに、味だけが濃厚に
口中いっぱいに広がる。

やはりケチャップの加減が絶妙。


イメージ 5


《牛カツレツ》

火の通りは若干強めかな。

衣の油は綺麗に切れ、サクサクで身にぴったりと貼り付いている。

肉質は軟らか。そして旨味もね。

ブラウンソースの苦味が効いている。
マスタードも添えれば酸味と辛味も加わるし。


イメージ 6


イメージ 7


《オムライス》

ケチャップ味が重なったけど
無問題。

玉子はトロトロ。

鶏肉がゴロゴロ入り、しっとりとした食感で旨い。

これも味付けがしつこすぎず程好い。


イメージ 8


《ガトーショコラと林檎のアイス》

アイスには林檎が刻まれたっぷりと入っている。

香りも良いし、甘さも控え目。美味しい。


イメージ 9


ワインは「白百合醸造」の《勝沼 甲州》が一本四千円。

強い辛さもコクは無く、すっきりと飲める。香り善し。


これだけ呑み喰いしてお代は1.27万円。
正直もっと行くかと思ったので
逆にちょっと驚く。


評価はビストロ基準の☆五点満点で☆☆☆☆。


何回か通ってメニューを全て制覇したいかも。

でもこの客の入りを見てしまうと、
思い立った時にふらっと、とは
行かないだろうなぁ。