RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

Restaurant Cuisine SANNO(レストランキュイジーヌ サンノウ)@大森:フレンチ

【北口】に出て【山王】方面への階段を昇る。
標題店は、通りを挟んで目の前。

かなり派手な看板も店舗は地階になるので
急な階段をゆるゆると降りる。

店内はかなりの広さ、
二人テーブル二つを一組とし
それが六セットほど、更には厨房前にカウンターもある。

当日は事前に予約を入れ19時の訪問も、
カウンターに若干の空きはあるものの
テーブルはほぼ埋まっている。

その後も次々の来客で、二回転のテーブルも多数。
凄い繁盛だが、それをホール二人で回していんだからてんてこ舞い。

テーブルを間違ってのサーブや、なかなかオーダーを取りに来ないなど
その面での印象は良くない。

実際、我々も、「少々お待ちください」と言われ、
五分以上待たされたしな。

ただ料理については、まずまず満足の行くものだった。


メニューは印刷された定番と黒板に書かれた
その日のおススメ。


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《生ハムと鎌倉野菜のサラダ》

生ハムの香りも良いが、素晴らしいのは野菜、
特に根菜。

人参などはやや筋っぽいものの、
ほっこりとして甘い。
火を通され、更に旨味が活性化している。



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《蟹コロッケ》

半分に割って吃驚、蟹しか入っていない。
ツナギも皆無。

なので、蟹の味を存分に味わえはするのだが、
アメリケーヌソースを含め味がガツンと濃くないのはちと残念。


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ではあるものの《バゲット》を別途オーダー、
ソースは綺麗に拭い取る。


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《本日の魚料理》

グリルになるんだろうか。
素材はイナダ(鰤)の稚魚。

野菜がたっぷり添えられているのは嬉しい。

味付けはシンプル。
ふられた塩に、さっとかけられたオリーブオイル。

皮目はぱりぱりとし、身はほっこりだけど、
こういったカタチなら日本風に焼き魚にした方が良いように思う。


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《豚肉のラクレットチーズ掛け》

豚肉は軟らかく旨味も深い。
トマトソースも酸味抑え目で良い感じ。

ただ肝心のラクレットの塩分が強く
すぐに硬くなるので、やや浮いてしまっている。


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《雲丹のクリームパスタ》

パスタの茹で加減は十全。
ソースも塩分過多にはならず、
上手く調整されている。

雲丹がもっとたっぷり入っていると嬉しかったなぁ。


これに食前のビール
スパークリングは《Cielo Prosecco Brut》が3,200円で市価の2.5倍ほど。

最後に《ボジョレー》をグラス一杯貰うが、
例年繰り返される「近年で最高の」と言うほど
美味しいか?今年のできは。

お代は〆て1.3万円。

評価はビストロ基準の☆五点満点で☆☆☆。