RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

フジタのいる街角-巴里の誘惑、1910~30年代@目黒区美術館 2014年11月30日(日)

一般の入場料は500円。
会期は~12月7日(日)まで

「ふたつの時代-所蔵品でたどる「パリの日本人」 第一部」との副題が付されている。

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期末が近いためか、場内はかなりの人の入り。

タイトルからも判る通り、
第一部は戦前の、『フジタ』のみならず、
同時代(及びその前)のパリに寄宿した数多の日本人画家の作品
及び持ち帰られた切符・パンフレット・絵葉書
等が相当数並べられており、
同館で一時に展示された数から言えば
(自分が訪問した中では)最多かも。

量的な見応えは勿論あるのだが、その名前はと言えば
記憶の片隅に僅かに在れば良い方、
九割方初めて目にするのではないだろうか
(勿論『安井曾太郎』『梅原龍三郎』などは別にして)。


タイトルにもなっている『フジタ』の作品は二十点ほど。
見慣れている、乳白色を多用していないモノが殆どで、
1924年制作の〔十人の子どもたち〕などは
童子」そのものだし〔赤毛の女〕なんかは
モディリアーニ』かよ、って思うもの。

そう、そして驚いたと言えば、
女性の作品も何点か有り、
この時代に海外に乗り出して行く逞しさには
本当に頭が下がる。

勿論『フジタ』以外にも、魅入ってしまう作品は多く、
特に展示室=第3章の人物画に、それは集中している。


これは来年2月~の”第二部”も
かなり楽しみかも。