混んでいませんように、混んでいませんように、と
念仏の様に唱えながら、美術館への道を進む。
念仏の様に唱えながら、美術館への道を進む。
で、会場内はかなりの人。
まあ、押し合い圧し合い、でない程度なのは
僅かな救いか。
それでも殆んどの人は順序通りに静々と進むので、
そこはそれ、行き来しつつ、旨く隙間を見つけて潜り込む。
まあ、押し合い圧し合い、でない程度なのは
僅かな救いか。
それでも殆んどの人は順序通りに静々と進むので、
そこはそれ、行き来しつつ、旨く隙間を見つけて潜り込む。

会期は
第1部:2011年1月8日(土)~2月6日(日)
第2部:2011年2月11日(金・祝)~3月21日(月・祝)
に別れ、第1部には「煌めく金の世界」
とのサブタイトルが付けられ、約三十点が展示されている。
勿論、焼き物を除いての点数なので、実際には大作がかなり多いことになる。
とは言うものの、かなりの年代が経っているので、
銀や青は黒変、白や緑は剥落、赤も色褪せ、
そのレイアウトしか認識できない作品も多々ある。
時の流れの無常を感じながら、一方では
保存状態の良い作品達には、
心から感歎の声をあげてしまうのだ。
銀や青は黒変、白や緑は剥落、赤も色褪せ、
そのレイアウトしか認識できない作品も多々ある。
時の流れの無常を感じながら、一方では
保存状態の良い作品達には、
心から感歎の声をあげてしまうのだ。
『伊年』印の〔草花図襖〕。
四面をぴしゃりと閉めると、
中央には絢爛な花が咲き誇り、
四方の花々は全てそこに揺らぎながら
流れる様に身を傾ける描写の素晴らしさ。
四面をぴしゃりと閉めると、
中央には絢爛な花が咲き誇り、
四方の花々は全てそこに揺らぎながら
流れる様に身を傾ける描写の素晴らしさ。
工芸品類も
『光悦』の〔赤楽兎文香合〕を始めとして、
こんな逸品が身近に在れば、
それだけで毎日の暮らしが豊かに感じられるだろうにと
思わせる名品揃い。
『光悦』の〔赤楽兎文香合〕を始めとして、
こんな逸品が身近に在れば、
それだけで毎日の暮らしが豊かに感じられるだろうにと
思わせる名品揃い。