2014年の文化活動第一弾は標題作。
封切り二週目で席数190の【CHANTER-3】は七割程度の入り。
同館で上映されている他の作品が当日何れもSOLDなのに比して
少々寂しい。
同館で上映されている他の作品が当日何れもSOLDなのに比して
少々寂しい。
物語は、イマに生きる、彼等を含めて四人の吸血鬼達の、
圧倒的な孤独を描き出す。
圧倒的な孤独を描き出す。
プロローグとして、彼らがイマという時代を
どのように生きているのかが、
要領良く描かれる。
どのように生きているのかが、
要領良く描かれる。
ため、良質の血液を入手するために
彼等は奔走する。
彼等は奔走する。
嘗てのように、人から直に吸っても、
バレなかった時代とは異なり、
警察力の発達したこの時代では、
ちょっとのコトからアシが付ついてしまう。
バレなかった時代とは異なり、
警察力の発達したこの時代では、
ちょっとのコトからアシが付ついてしまう。
とは言っても、これは基本的に吸血鬼の映画。
彼等を縛るベーシックな骨法-昼間は動けない-は厳然として生きており、
それが行動の幅を狭めると共に、
逆にコミユニケーションと交通網の発達した現代においては、
長距離の移動も可能になる。
彼等を縛るベーシックな骨法-昼間は動けない-は厳然として生きており、
それが行動の幅を狭めると共に、
逆にコミユニケーションと交通網の発達した現代においては、
長距離の移動も可能になる。
その間隙を縫って生きる姿は、
ある意味微笑ましい。
ある意味微笑ましい。
評価は☆五点満点で☆☆☆☆。
最初から最後までスタイリッシュな映像は変わらない。
とは言うものの、本作の実質は喜劇ではないのか。
とは言うものの、本作の実質は喜劇ではないのか。
先に挙げた、血液を入手する経緯を描くシークエンスは
かなり笑える(でも場内は、咳の音一つしないんだが・・・・)。
それなりのギャグも散りばめてあるし。
かなり笑える(でも場内は、咳の音一つしないんだが・・・・)。
それなりのギャグも散りばめてあるし。
表面的な顔と、裏の表情を持つ主人公達の二面性は
本編の核を成すものでもあるけれど、
悲劇と喜劇の二面性をもやはり体現しているのだろう。
本編の核を成すものでもあるけれど、
悲劇と喜劇の二面性をもやはり体現しているのだろう。
ラストのシーンはその最たるもので、
海外の客の反応はどんなだっただろうと慮ったりもする。
海外の客の反応はどんなだっただろうと慮ったりもする。