RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

めん蔵@神谷町 2013年10月16日(水)

台風一過。
昼頃には、明け方の暴風が嘘のように
まだ雲は厚いものの、静かな陽気。

とは言っても、物流が停滞、または人の移動が不可のためか
目当ての(複数の)ラーメン屋さんは、開店時刻を過ぎても
暖簾が出ていなかったり、戸が閉まったままだったり。

で、流れ流れて、ほぼ【飯倉】あたりまで来てしまった。


これから先に在る店は既食。

標題店は未食だが、熱い汁モノしかないのは判っている。
さて、どうしようかと一瞬躊躇するも、
足は勝手に動き出している。

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店内は縦に長いコの字型のカウンターが十二席。
11:35の入店時に先客は五。
その後食べ終わって出るまでの来客はゼロ。


食したのは、
塩らーめん 大盛り。
値段は700+100で800円。

《らーめん》はそれ以外に、味噌/醤油/田舎風/鉄火味噌が
揃っており同一価格。

更にはチャーシューのトッピングが+100円と
これは珍しい廉価。


オーダーは直接、
支払いは食後にカウンター越しに。


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麺は中縮れ(汁モノ基準)。

僅かに黄身掛かっているが、玉子によるものではなさそう。
食べた時の味の具合からすると、灌水による発色か。
特有の香りもする。
ややボソッとし、表面は滑らかながら、
プチプチとした食感。
量は大盛りだけあって200g弱(茹で前)はあるだろうか。

店の奥には『西山ラーメン』の暖簾が飾られている。


スープは塩。
表面を油膜が覆い、透明度は低い。
一口啜るが、うむう、
コクとか深みとか旨味とか滋味等の単語に該当する味が
ほとんどしない。

なので、無味に近い、しかし塩分はままあるスープと、
麺を別々に食べているみたいな奇妙な感覚。

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具はチャーシュー、メンマ、玉子、海苔。

チャーシューは小ぶりなトランプ大の薄目が二枚。
脂が多くチェーンの{喜多方}ラーメンに良くあるタイプ。
表面には焼き目も付いている。
薄味で、持ち上げるだけではらはらと崩れて行くが、
独特の味がし、あまり好きでは無い。
追加トッピングしなくて良かった。

メンマも薄味・薄色。
若干の手は掛かっているようだが、
工業品に近い印象。

玉子は半分。
やや硬めの茹で加減。
表面に濃い味は付いているが、中までは染みておらず。
黄身はもっそりした食感。

海苔は10cm四方が一枚。
厚みあり。


評価は、☆5点満点で3.0(☆☆☆)。

ちなみに店名は『めんくら』と読むらしい。