封切り二週目に突入。
席数121の【シアター3】の入りは
九割程度と盛況。
席数121の【シアター3】の入りは
九割程度と盛況。
鑑賞前は、なぜ、そんな感動作が
「PG12」なのか、とんと見当が付かなかった。
「PG12」なのか、とんと見当が付かなかった。
で、本作、麻薬を吸う・注射する、
アルコールを激しく摂取するシーンが頻出する。
アルコールを激しく摂取するシーンが頻出する。
成る程、これは、いかんわ。
主人公の飛行機の機長『ウィップ・ウィトカー(デンゼル・ワシントン)』からして
搭乗前に、明け方までの情事、二日酔い、頭をすっきりさせるために
コカインをきめる。
そして飛行中の飲酒まで。
それらを率先して、自堕落に行っているんだから。
搭乗前に、明け方までの情事、二日酔い、頭をすっきりさせるために
コカインをきめる。
そして飛行中の飲酒まで。
それらを率先して、自堕落に行っているんだから。
機長の『ウィトカー』は超絶的な技量を発揮、
なんとか不時着を成し遂げ、
被害を最小限に抑える。
なんとか不時着を成し遂げ、
被害を最小限に抑える。
しかし、入院中に採取された彼の血液からは
基準を上回るアルコールと薬物成分が検出され、
一転、ダークヒーローとなる。
基準を上回るアルコールと薬物成分が検出され、
一転、ダークヒーローとなる。
映画は二時間強の時間を使い、
その間の顛末を描き切る。
その間の顛末を描き切る。
彼が飲酒をしていたことと、事故の発生には
何の因果関係も無い。
何の因果関係も無い。
逆に、多くの命を救った立場にある。
勿論、飲酒飛行はあるまじき行為だが、
それと事故による六人の死亡が強引に関連づけられ
『ウィトカー』はその責を追及される。
それと事故による六人の死亡が強引に関連づけられ
『ウィトカー』はその責を追及される。
この類の描写には、
違和感があって仕方無い。
違和感があって仕方無い。
しかし、映画は、それらが当然のこととして
ハナシが進んでしまう。
ハナシが進んでしまう。
振れ幅が大きいことの対比の強調なんだろうけど。
なので、世評の高いラスト30分も
その変容がしっくりこない。
その変容がしっくりこない。
中毒者の恐怖、及びそこからの回帰を描いた作品は多い。
バリエーションも多いが、流れは通底しているので、
その因果や契機をどう描くかがキモ。
バリエーションも多いが、流れは通底しているので、
その因果や契機をどう描くかがキモ。
過程の描写も〔失われた週末〕の様に
優れたものもあるのだが、
本作はあくまでもストレートで、
もう一捻り欲しかったところ。
優れたものもあるのだが、
本作はあくまでもストレートで、
もう一捻り欲しかったところ。
評価は☆五点満点で☆☆☆☆。