〔ヒミズ〕では十八歳ながらパンツを丸出しにして転げ落ち、
〔地獄でなぜ悪い〕では十九歳でボンテージに近いフアッションで悩殺し、
二十歳になろうとしている今年、「R15+」指定の本作で
どんな凄いコトをしでかしてくれるんだろうと
煩悩まみれのお父さん達が、もんもんとしながら足を運ぶであろう劇場は、
本日が封切りの初日。しかし、
席数144の【SCREEN1】の入りは七割程度と、以外なほど入っていない。
〔地獄でなぜ悪い〕では十九歳でボンテージに近いフアッションで悩殺し、
二十歳になろうとしている今年、「R15+」指定の本作で
どんな凄いコトをしでかしてくれるんだろうと
煩悩まみれのお父さん達が、もんもんとしながら足を運ぶであろう劇場は、
本日が封切りの初日。しかし、
席数144の【SCREEN1】の入りは七割程度と、以外なほど入っていない。

それを知った人達は、ある者は去り、ある者は事故に遭い、
ある者は殺される。
ある者は殺される。
二人の禁忌を犯した関係は、
どのような結末を迎えるのか。
どのような結末を迎えるのか。
何とも曖昧模糊とした一篇だ。
先ず『淳悟』が『花』を引き取る経緯が判然としない。
遠縁の関係であることが前提だが、
一方で、実の親子であるようにも取れる会話もある。
遠縁の関係であることが前提だが、
一方で、実の親子であるようにも取れる会話もある。
自分的には、全くの見ず知らずの他人を、最初から『ロリータ』のように
育てるつもりで引き取ったふうに捉えた。
育てるつもりで引き取ったふうに捉えた。
そうであれば、法的なことは別として
「禁断の関係」にはならないのだが(十七歳の年齢差の夫婦なんて
世間にはありがちだし)、
本作では妙にそこに拘る描写が多い。
「禁断の関係」にはならないのだが(十七歳の年齢差の夫婦なんて
世間にはありがちだし)、
本作では妙にそこに拘る描写が多い。
しかも女性の側から求めてそうなった、ことを多分に匂わせる。
家族とか愛情を求める男女が、
歳の差や姻戚を越え結ばれ、
疑似的な家族関係を結ぶことは不思議ではない。
歳の差や姻戚を越え結ばれ、
疑似的な家族関係を結ぶことは不思議ではない。
なので、元々の関係こそが問題なのだが、
そこに区切りがついていないのが、やや消化不良。
そこに区切りがついていないのが、やや消化不良。
評価は☆五点満点で☆☆☆☆★。
オープニングでシーンの区切りと共に
タイトルが重なる。
ここで本作は『花』の物語であることを
はっきりと打ち出す。
タイトルが重なる。
ここで本作は『花』の物語であることを
はっきりと打ち出す。
何れにしろ、ダメな男に比しての
嫋やかな女の強さが再び語られる。
嫋やかな女の強さが再び語られる。
最後まで、恐ろしい映画なのだ。