行商ーギャラリー・サーカス＠スパイラルガーデン 2011年4月3日（日）

本来であれば、“アートフェア東京”との同時開催だったのだが、
当該イベントは７月に延期になり、
本展だけが、取り残された様に開催されている。

その為か、会場内は関係者がむちゃくちゃ多く、
自分の様な立場の人間は１／４程度しかいないんじゃあないか。

こちらの方も、
御多分に漏れず、会場時間は短縮されている。

で、今回の一番の収穫は
『neutron tokyo』が繰り出して来た『大槻香奈』。
経歴を見ると『Artcomplex　Center』でも観ているかもしれないのだが、
とんと記憶に無い。
何れも少女がフューチャーされた作品は、
その透明感と彼女らの面立ちの好ましさで、
ついふらっとなってしまった。
多くの作品に赤シールが付いているのだが、
顔面の露出度の高いものが売れているのが、
それを物語っているだろう。

そして『BUNKYO　ART』の『鈴木弥栄子』。
〔優雅な小窓〕と題された作品は、
窓とも鏡ともつかぬ
小さく切り取られた空間の上部に、
ヒールを履いた女性の、
足首から先だけが描かれている。
しかし、それだけで、何と言う浮遊感と、
幾らでも妄想してしまう物語性が
ふんぷんと漂って来る。

かなり忙しなく回ったけど、
中々の満足感。